番号 | 作 品 |
1 | 凩や空き缶カンと飛んでゆく |
2 | 凩や母は徹夜でミシン掛け |
3 | 木枯らしや帽子巻き込み塀の外 |
4 | 木枯らしにシーサーの鼻ふくらまし |
5 | 道の先木枯の音乾きたり |
6 | 十夜果て車座になる般若湯 |
7 | 津軽富士白髪頭で初冬かな |
8 | 軒下に美脚ずらりと干大根 |
9 | 婆ちゃんの角煮大根ほろほろと |
10 | 大根や物干しざおで占拠かな |
11 | 大根干す木屑飛び散る小屋の窓 |
12 | 大根に素手の温り奪われし |
13 | 初時雨田に残されし耕運機 |
14 | 初冬の戦車轟々ウクライナ |
15 | 初冬や老いの身支度四苦八苦 |
16 | 初冬の皇帝ダリヤ空に伸び |
17 | 初冬や猫は寝言の昼下がり |
18 | 禅寺や艶葉に凛と花柊(はなひらぎ) |
19 | 舫綱(もやいづな)に栄華とどめて冬の船 |
20 | 鄙宿の五右衛門風呂や星月夜 |
21 | 満天姫(まてひめ)の吐息零るる星月夜 |
22 | 星月夜何処に迎えか救急車 |
23 | 天の母どこかに紛れ星月夜 |
24 | 星月夜光年降り落つ山の道 |
25 | 祝日や口笛吹いて露天風呂 |
2022年11月句会の作品がそろいました。
今回もまた4句選として、特選一句、並選三句で感想、質問、あるいは気になる句など
ご自由に、11月28日までにhaikude575@yahoo.co.jp送ってください。
ではお待ちしております。