豪雪に閉じ込められていた北国にも春の気配がしてきました。今日は雨が降り
雪の城壁が低くなっていくのを、わくわくしながら眺めています。
皆様のところはもう花の芽が吹きだしているのでしょうね。
目に見えぬ疫病に世界中が戦い、命を守るために必死で頑張っているときに
同じ人間社会を破壊し、人の命を奪い、人々を苦しめるロシアの狂気じみているとし
か言いようのない戦争のけしかけ。どうしてこんなことをするんでしょうか。一秒も
早く、やめてほしいです。
さて、そんなさなかではありますが、2月句会も終了し、選句ご報告もできてほっ
としています。二月句会の高点句は、法被衣さんの下記の句でした。おめでとうござ
います。合計点5点でした。
春浅し小雨の田のほか音もなし 【法被衣】
選者 ◎歌子 祥雲 ◎一駒
・・・ 高点句選者の感想・・・
歌子の感想 春浅し小雨の田のほか音もなし 【法被衣】
季語の春浅しとよくかみ合っていて、情緒たっぷりの美しい句。
祥雲の感想 春浅し小雨の田のほか音もなし 【法被衣】
田の傍に佇み、静かな田舎暮らしをしみじみと感じている良句です。
一駒の感想 春浅し小雨の田のほか音もなし 【法被衣】
静寂な田んぼが本来のエネルギーを蓄えて出番を待っている様子に力を感じる句
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私が選んだ二重丸句
歌子が選んだ二重丸句 １５ 春浅し小雨の田のほか音もなし【法被衣】
季語の春浅しとよくかみ合っていて、情緒たっぷりの美しい句。
祥雲が選んだ二重丸句 １０ いぬふぐり小さなちいさな小宇宙【法被衣】
幼子の睫毛のような蕊と瑠璃色の小さな花びらの様子が巧みに表現されています。
結句が秀逸です。
一駒が選んだ二重丸句 １５ 春浅し小雨の田のほか音もなし【法被衣】
静寂な田んぼが本来のエネルギーを蓄えて出番を待っている様子に力を感じる句
牛郎が選んだ二重丸句 1 縒れ咲ける支那満作の馥郁と【祥雲】
目立たない花ですが香りに引かれます。
（とつくにのひと）
法被衣が選んだ二重丸句 １６ 宿坊に外つ国の女梅一輪 【歌子】
場所、情景、時期が17文字に見事に表現されています。
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三月句会の兼題
祥雲さん （草餅）
牛郎さん （青饅（あおぬた） ）
法被衣さん （紫雲英（げんげ）、蓮華草）
一駒さん （鳥の巣）
歌子 （当季雑詠）
三月句会の兼題を、いつものように下記のコメント欄か、
haikude575@yahoo.co.jp
までよろしくお願いいたします。
