選者名 略 し→しらべる
次→J次郎2
木→木庭ちゃん
島→島ちゃん
法→法被衣(はっぴい)
か→かんな
風→風智
歌→歌子
木 法 か 歌
1 火に乗せて去年つれてけどんど焼き 【J次郎2】
2 泡沫の木の葉浮かべて露天風呂 【木庭】
島
3 千両の実より鮮けし子らの紅 【しらべる】
し 島
4 新しき雪にうさぎが去りし跡 【J次郎2】
5 湯豆腐や大根役者の舌赤し 【歌子】
次 か
6 ひざに猫うつらうつらと日向ぼこ 【法被衣】
7 成人の日振袖見つめ弾みけり 【かんな】
8 焚き火にて燃やし去りたい若き日々 【風智】
9 門松も祝い太鼓に浮かれてる 【島ちゃん】
風
10 ストーブの特等席に猫のおり 【法被衣】
11 縁側や小春日和に誘われて 【風智】
12 七草や炭火の周りに人がよる 【かんな】
次 木
13 千両のふた色のみの潔さ 【法被衣】
し 木
14 七草や子の離乳食はじまれり 【歌子】
次
15 一枝を切って千両床飾り 【いな吉】
法
16 見ず知らず囲んで和む焚き火かな 【しらべる】
18 手あぶりの温もり友の夜なべかな 【いな吉】
19 不景気風ビルの屋上浮世風呂 【木庭】
し か
20 バスを待つ列長々し雪の朝 【J次郎2】
法
21 湯豆腐や犬猫自慢きりもなく 【歌子】
次 木 歌
22 初稽古逆光の床にしんと立つ 【法被衣】
23 受験生太った親もやせ細り 【かんな】
24 夢の中千両役者をきどってる 【風智】
風 か
25 子等が去りり寂しく溶ける雪だるま 【島ちゃん】
26 千両の実に負けている猫パンチ 【法被衣】
法
27 見つめればつかんでみたい炭火かな 【J次郎2】
28 隙間風火鉢にヤカン昭和館 【木庭】
歌
29 吹雪晴れ灯火のように月流れ 【島ちゃん】
か
30 小春日やガレージライブ楽しけり 【風智】
島
31 空に星手に千両の実こぼれ 【歌子】
32 千両に塩か砂糖か霜が降る 【J次郎2】
し 次 歌
33 鉄鍋の匂う焚き火や臨時工 【木庭】
風
34 お正月千両の実もとそを飲み 【島ちゃん】
島 法 か
35 雪積り千両の実目立ちすぎ 【真珠牛朗】
島
36 焚き火にも悲しきことが多かりて 【風智】
法
37 山眠り穴窯の火は焚き続く 【かんな】
38 千両に元気づけらる年の暮れ 【法被衣】
39 囲炉裏火を囲んで話す子の頃を 【真珠牛朗】
40 町の火の温もり恋し吹雪の夜 【島ちゃん】
し 木
41 永らくの貼り紙めだつ年の明け 【J次郎2】
42 漁火が寂しく映る冬の海 【風智】
し 風 歌
43 母の背で赤子のほっぺ実千両 【かんな】
歌
44 暖炉の火囲む人生照らしおり 【法被衣
木
45 千両のただ赤々と赤々と 【歌子】
46 千両を盗むが見たくひよを待つ 【J次郎2】
47 リーマンショック折れた熊手の千両箱 【木庭】
48 初夢や千両箱枕にし 【風智】
49 あかあかとダルマ夕日も草珊瑚 【かんな】
次 島 風
50 水かける焚き火の灰の怒りよう 【法被衣】
51 大入りの千両役者高笑い 【木庭】
風
52 燃えさしの恋火となれり寒椿 【歌子】
★転記間違いほか、ミスがありましたら、ご連絡くださいね。
★次回兼題は、『融け (融く)』 『梅』 『雑詠』です。 (兼題はJ次郎2さん、木庭ちゃん)
★しめ切り 2月20日
★投稿送り先 karako06@yahoo.co.jp
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