大変 お待たせしました。
第18回目の作品投稿参加者は10名 44作品 選句参加者9名で
高得点は3点で3名でした。
風智さん 雨上がり遍路姿が目に眩し
島ちゃん かたつむり律儀な歩み日が沈む
歌子 夫の愚痴われはなりたしかたつむり
次回はこの三名からの季題提出、よろしくお願いします。
次
1 かたつむり阿修羅のごとき我が心 【白い恋人】
2 百合を喰う犯人逮捕だかたつむり 【J次郎2】
風
3 雨恋し街のベンチのかたつむり 【木庭】
島 か
4 かたつむり目線の先に何見ゆる 【法被衣】
歌 木 か
5 かたつむり律儀な歩み日が沈む 【島ちゃん】
木
6 雨上がり暢気背負ったかたつむり 【しらべる】
7 旅に出る青春切符やかたつむり 【かんな】
8 眩暈しや日陰求めて蝸牛 【風智】
次 法 島
9 夫の愚痴われはなりたしかたつむり 【歌子】
牛
10 みいつけた葉っぱの陰にかたつむり 【歌子】
11 かたつむり祈りて歩む夢見つつ 【白い恋人】
風
12 ウエディングドレス姿やかたつむり 【牛郎】
13 白肌に華やぎ見ゆ薄暑かな 【白い恋人】
14 日陰来て風が背中を薄暑んや 【J次郎2】
歌
15 ブラトップモデルウォークの薄暑かな 【木庭】
16 救急車慌ただしく行く薄暑かな 【法被衣】
島 か
17 オフィス街上着片手の薄暑かな 【法被衣】
18 土手の上風流れたる薄暑かな 【島ちゃん】
牛 木
19 地図にらみ足早にゆく薄暑かな 【しらべる】
し
20 鯉が跳ね水面波立つ夕薄暑 【かんな】
歌 法
21 一人身や下着姿の薄暑なり 【風智】
次 法
22 引きとめもされず退会薄暑なり 【歌子】
23 楠木の落ち葉は帰して薄暑かな 【牛郎】
24 短き日運命背負う女王蜂 【白い恋人】
し 法
25 つめくさが蜂のおもさに耐え切れず 【J次郎2】
26 蜂蜜の色した香りネオン街 【木庭】
牛 か
27 蜜蜂の羽音に首をすくめけり 【法被衣】
次 風
28 軒の巣を取られて戻る蜂二匹 【島ちゃん】
島 風
29 飛び入りの蜂に差し出す砂糖水 【しらべる】
30 蜂飛んで老犬吠えて座り込む 【かんな】
木
31 蜂の巣を飾り物にと頬被り 【風智】
島
32 老い病めば外に追わるる女王蜂 【歌子】
歌
33 蜜蜂に十時三時の休みなし 【牛郎】
歌 牛
34 水を張る田を背に帰る猿一頭 【J次郎2】
風
35 庭畑宇宙さがしの胡瓜かな 【木庭】
36 はらぺこの鯉のぼり皆天仰ぐ 【法被衣】
し
37 白つつじ人の心の頼りなさ 【島ちゃん】
38 街中の新茶サービス生き返る 【かんな】
次 し か
39 雨上がり遍路姿が目に眩し 【風智】
牛 木
40 浮かれたる夏めく宵やジャズライブ 【歌子】
法
41 捨てられて命拾いの葱坊主 【牛郎】
42 サボテンの花見そこねて出勤す 【J次郎2】
43 釣り人は見るはずもなし花菖蒲 【J次郎2】
し
44 見捨てらる家を見下ろす桐の花 【J次郎2】
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