顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第18回 披講

大変 お待たせしました。


第18回目の作品投稿参加者は10名 44作品 選句参加者9名で

高得点は3点で3名でした。 




風智さん     雨上がり遍路姿が目に眩し

島ちゃん     かたつむり律儀な歩み日が沈む

歌子       夫の愚痴われはなりたしかたつむり



次回はこの三名からの季題提出、よろしくお願いします。









   次

1 かたつむり阿修羅のごとき我が心  【白い恋人】  



2 百合を喰う犯人逮捕だかたつむり   【J次郎2】


   風

3 雨恋し街のベンチのかたつむり    【木庭】   


   島 か

4 かたつむり目線の先に何見ゆる    【法被衣】  


歌 木 か

5 かたつむり律儀な歩み日が沈む    【島ちゃん】 


   木

6 雨上がり暢気背負ったかたつむり   【しらべる】 

7 旅に出る青春切符やかたつむり    【かんな】

8 眩暈しや日陰求めて蝸牛       【風智】


  次 法 島

9 夫の愚痴われはなりたしかたつむり  【歌子】   


  牛
 
10 みいつけた葉っぱの陰にかたつむり 【歌子】   

11 かたつむり祈りて歩む夢見つつ   【白い恋人


   風

12 ウエディングドレス姿やかたつむり  【牛郎】  

13 白肌に華やぎ見ゆ薄暑かな      【白い恋人

14 日陰来て風が背中を薄暑んや     【J次郎2】


   歌
  
15 ブラトップモデルウォークの薄暑かな  【木庭】  

16 救急車慌ただしく行く薄暑かな    【法被衣】


   島 か

17 オフィス街上着片手の薄暑かな   【法被衣】   

18 土手の上風流れたる薄暑かな    【島ちゃん】


   牛 木

19 地図にらみ足早にゆく薄暑かな  【しらべる】   


   し

20 鯉が跳ね水面波立つ夕薄暑    【かんな】    


   歌 法

21 一人身や下着姿の薄暑なり   【風智】      



   次 法

22 引きとめもされず退会薄暑なり 【歌子】    

23 楠木の落ち葉は帰して薄暑かな 【牛郎】

24 短き日運命背負う女王蜂    【白い恋人


   し 法

25 つめくさが蜂のおもさに耐え切れず 【J次郎2】   

26 蜂蜜の色した香りネオン街     【木庭】


   牛 か

27 蜜蜂の羽音に首をすくめけり   【法被衣】    


   次 風

28 軒の巣を取られて戻る蜂二匹   【島ちゃん】   


   島 風

29 飛び入りの蜂に差し出す砂糖水  【しらべる】   

30 蜂飛んで老犬吠えて座り込む   【かんな】


   木

31 蜂の巣を飾り物にと頬被り   【風智】      


   島

32 老い病めば外に追わるる女王蜂 【歌子】      


  歌

33 蜜蜂に十時三時の休みなし    【牛郎】     


  歌 牛

34 水を張る田を背に帰る猿一頭   【J次郎2】    


  風

35 庭畑宇宙さがしの胡瓜かな    【木庭】      

36 はらぺこの鯉のぼり皆天仰ぐ   【法被衣】


  し

37 白つつじ人の心の頼りなさ    【島ちゃん】   

38 街中の新茶サービス生き返る   【かんな】



  次 し か

39 雨上がり遍路姿が目に眩し    【風智】      


  牛 木

40 浮かれたる夏めく宵やジャズライブ 【歌子】    


  法

41 捨てられて命拾いの葱坊主     【牛郎】     

42 サボテンの花見そこねて出勤す   【J次郎2】

43 釣り人は見るはずもなし花菖蒲   【J次郎2】


  し

44 見捨てらる家を見下ろす桐の花   【J次郎2】