●J次郎2選句 【2,35,46,48】
2 年新た背筋伸ばして予定書く○
あたりまえといえば、これほどあたりまえはないかもしれない。
だが、背筋を伸ばす、その前向きな姿勢に共感する。
35 春待つや一本釣りの鰹船○
高知の一本釣りは三月が漁期の開始だそうで
それまでは、浜に漁船が揚げられて休んでいるのでしょう
情景が浮かびます。
46 ひとり寝に子守唄とな虎落笛○
とら、の題にもがりぶえで応える。年ではなく季節で応える。
その才智に感心しました。
48 春待つも絵筆や今は主はなし○
寂しいですね。筆立てに立てられた筆数本。その穂先は乾いて。
まだ、ほこりは目立たないけれど・・・
情感を感じる句です。
選句が一票あまりました。
12 新年や明けても主婦業暇はなし▽
これを選ぼうかどうしようか迷いました。
おもしろいのですが、川柳にいれるべき、と思うので
今回は、パス。です。
不出来というのではありません。
気になった句は
55 綿雪の七色になれドンと降れ
ちょっと想像がつかない。
雪が七色、虹のように色がついて降る。
どのような状況でしょう。
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●J次郎の作品
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