顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣選 (第26回)

●法被衣選 【31、56、45、3、10】


31 湖に春待つヨット競い合い

まだ寒い中、湖の沖合いを数隻のヨットが傾いて走行

している様子が目に浮かびます。

曇っていて、湖面にはさざ波が・・・と、妄想は膨らみます。




56 爺さんに恋愛吉と初みくじ


もう燃えるような恋は縁が無いかも知れませんが

愛は深まるかもです。(いやいやどうして・・・!?)




45 ふがいなきとらのこもりぬこたつやま

こたつの中には猫が潜んでいるのでしょうか。

不用意に足を入れると爪をたてられたり。



3 去年は去年新年あけて空仰ぐ


年があらたまったら去年の事はくよくよしない。

新年は気分転換に便利でもありますね。




10 新年につくづく見れば古女房

正月はいつになくゆったりと。

夫婦お互いにつくづく見れる時かも知れません。

年はとったけどその分のゆとりが伺えます。






残念ながら選外になってしまった句


12 新年や明けても主婦業暇はなし

確かに男は正月気分でのんべんだらりでよいですが、

奥様方は何かと忙しいですね。

男共は感謝を忘れないようにしたいもんであります。



今回は観念的な句が多く(人の事言えない・・・)ハッとするような

写生句が少なかったような気がします。

そういう意味では正直選句に苦労しました。







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●法被衣の作品


9.新年や猫に貸したる腕枕【法被衣】

23.初夢にとらぬ狸の宝くじ【法被衣】

36.背伸びする春待つ梢空の青【法被衣】

39.春を待つ木々のおしゃべり聞こえきし【法被衣】

49.門松を背にトラ猫のおおあくび【法被衣】