●かたつむり選 【9・ 11・ 20・ 23 ・27】
9 ・ 二人して歩く野面は春淡し
人も野面も生まれたての、新鮮な物の様に感じとりました。
11・ 白梅に吸い寄せられし二人連れ
無意識で近寄って行くほど、見事な白梅だったかと感じました。
20・ 紅梅や母の裾持つ二兄弟
幼い子供達には退屈でも、綺麗な梅の花から離れられない母親
の様に思えます。
23・ 剪定の後継ぎ出来てはかどりし
亡義父が造園業をしていました。私の主人が手伝っていた頃と
重なりその頃を思いだしました。
亡義父も、そう思っていたのではと思います。
27・ 水盤の梅の剪定見ていたる
水盤の水鏡で見る、梅の剪定の様子なのかと思いました。
水鏡で見る梅の花を想像してみました。
花では無く違った物に感じ、それが剪定の動きと重なり
とても、幻想的な様に思えます。
今度、新たな俳句の会の一員として迎えて下さり有難う御座います。
お恥ずかしい話ではありますが、私は俳句というものがどんな物かも知らず、
自分流の可笑しな句?とも何とも言えないものを作っては楽しんでおりました。
其れが切っ掛けとなり、今回の仲間入りに迎えて頂きました。
しかし後悔先に立たずで、とんでもない場違いの処に入れて貰ったのでは
無いかと・・・
後先も考えず、(私も入れて欲しい~)の単純な考えしか持たず参加したもの
ですから慌てて俳句が何なのか、ネット検索はして見る、皆様の句を読ませ
て頂いたりと今更ながらの毎日です。 そんな中での今題の俳句作りに、
選句と感想と・・もう悲鳴の連続です・・・
自分の句?を作るのも覚束無いのに、ましてや皆様の選句&評価など私に
出来ましょうか。其の辺を御理解頂ければと思います。
どれも私にとっては素晴らしい作品の数々です。
素直な気持ちで、私の心に残ったものを選ばせて頂きました。
皆様には俳句というものが、どんなもの何のかを御指導頂ければ幸いです。
此れから皆様の足を引っ張らぬよう、私なりの成長が出来る事を願って参加
させて頂きたいかと。
どうぞ宜しくお願い致します。
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●かたつむりの作品
1二月逃げ三月去るか福の神 【かたつむり】
13.涙声二月異国に涙雲 【かたつむり】
21.ボケの木に吾名なづけて剪定し 【かたつむり】
33.髪を切り剪定カットと銘をうつ 【かたつむり】
42.鬼は去り福尋ねしはいつの日か 【かたつむり】
53.北風の街中響く笑い声 【かたつむり】