祥雲選【12、14、19、22、31、46】
12.人待てば浜昼顔に浪の音
浜辺で人を待つ作者の心情が巧く表現されている秀句です。
14.夕立の去って賑わう夜店かな
夕立と夜店は季重なりだが、夕立後の涼しい夜店が人出で
賑わっている様子が浮かび、好きな句です。
19.夕立や水玉光る釈迦の糸
「釈迦の糸」は芥川龍之介の「地獄篇」の釈迦が垂らす蜘蛛の糸を想起しました。
井全体に溜まった水玉が光る蜘蛛の糸はとても素敵で、詩情溢れる好きな句です。
22.夕立や虹を残して急ぎ足
12.人待てば浜昼顔に浪の音
浜辺で人を待つ作者の心情が巧く表現されている秀句です。
14.夕立の去って賑わう夜店かな
夕立と夜店は季重なりだが、夕立後の涼しい夜店が人出で
賑わっている様子が浮かび、好きな句です。
19.夕立や水玉光る釈迦の糸
「釈迦の糸」は芥川龍之介の「地獄篇」の釈迦が垂らす蜘蛛の糸を想起しました。
井全体に溜まった水玉が光る蜘蛛の糸はとても素敵で、詩情溢れる好きな句です。
22.夕立や虹を残して急ぎ足
「林ごと空に沸き立つ」という表現に大いに共感できます。
46.おおおおと孫は叫びぬ祭山車
祭山車を初めて見たお孫さんの驚嘆ぶりが「おおおおと」の擬音語に
巧く表現されています。
46.おおおおと孫は叫びぬ祭山車
祭山車を初めて見たお孫さんの驚嘆ぶりが「おおおおと」の擬音語に
巧く表現されています。
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祥雲作
42 逸る気を抑えて担ぐ神輿かな 【祥雲】
16 人声を一気に消して白雨かな 【祥雲】
29 夕蝉の合唱に向き合掌す 【祥雲】
3 昼顔の淡き残像線路脇 【祥雲】