顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

32回 選句 (6句選)

 
 
   萍 牛
1 群生の昼顔揺れて甲羅干し     【島ちゃん】
 
2 ブラウスも昼顔も透け目をそらす  【J次郎2】
 
    
3 昼顔の淡き残像線路脇       【祥雲】

   カ 島
4 昼顔や天を仰ぎて広がりぬ     【道草】

   
5 昼顔に言い訳しつつ出勤す    【法被衣】
 
6 昼顔の花を追いしは日も暮れて  【かたつむり】
 
7 浜寺に昼顔咲きぬ百八つ      【歌子】
 
8 つつましく路傍を飾る昼顔よ     【しらぶる】
 
9 昼顔や映画のシーン甦る     【風智】
 

     
10 昼顔や暑い砂地に咲いてをり  【かんな】

    朝 道  か 
11 昼顔のカーテン涼し母の窓  【真珠牛郎】
 
       祥 道 萍 歌 
12 人待てば浜昼顔に浪の音  【朝戸風】

    次
13 植え込みに咲く昼顔は疎まれて【萍漂子】

  祥 朝 法 次 道 歌 
14 夕立の去って賑わう夜店かな  【島ちゃん】

    歌 
15 夕立に逃げて鎮守は黙したり  【J次郎2】

    法 歌 
16 人声を一気に消して白雨かな  【祥雲】

   島  か 
17 夕立や庭の花にも色つける    【道草】
 
18 夕立の音強まりて戸を閉めり  【法被衣】

    
19 夕立や水玉光る釈迦の糸   【かたつむり】
 
   し 牛 
20 夕立ちてカーシャンプーする夫なり 【歌子】
 
21 夕立の激甚という爪痕  【しらぶる】

   祥 カ 萍 牛 か
22 夕立や虹を残して急ぎ足  【風智】

   し
23 夕立の気配に気づき走る猫  【かんな】

   法 島
24 夕立をごくごく飲んでモグラ穴  【真珠牛郎】
 
25 相傘の夕立ちに結ぶ縁かな  【朝戸風】
 
26 夕立ちの激しき雨は汝れの裡 【萍漂子】

    
27 昼寝する赤子に邪魔な蝉しぐれ  【島ちゃん】
 
   
28 蝉羽化す土七年の色も無く    【J次郎2】
 
29 夕蝉の合唱に向き合掌す    【祥雲】 

    
30 麦わらの先に父いる蝉しぐれ   【道草】
  
   
祥 朝 カ 萍 島 歌
31 林ごと空に湧き立つ蝉時雨   【法被衣】
  
   
32 里山に刹那の響き蝉しぐれ   【かたつむり】
 
33 蝉が鳴く子はしがみつきびーと泣く  【歌子】

   次 道    
34 蝉止んで一瞬杜の化石かな   【しらぶる】

    
35 ぽたぽたと雨に打たれて落ちる蝉 【風智】

   風    
36 みどり児の泣き声のよう蝉時雨  【かんな】
     
37 うらめしや言わんばかりの蝉のカラ 【真珠牛郎】
 
38 ひと声に黙のつぶてと蝉転ぶ  【朝戸風】

   朝 法 次 
39 釣り終えて竿納めんと蝉時雨  【萍漂子】
 
40 最終日祭太鼓に汗か飛ぶ     【島ちゃん】
 
41 手探りに結びなおせて夏祭り   【J次郎2】

   風 歌 
42 逸る気を抑えて担ぐ神輿かな  【祥雲】
  
  
 島 か 
43 お祭りや父の横笛重なりぬ   【道草】

   朝 次 萍 牛 
44 祭りの夜人垣越しのうなじかな 【法被衣】

   道 か 
45 遠き日の祭り太鼓の懐かしさ  【かたつむり】

   祥 し 法 次 カ 
46 おおおおと孫は叫びぬ祭山車   【歌子】
 
47 町内の祭り囃子や笑み集う   【しらぶる】

   萍 
48 ほろ酔ひで祭囃子を子守唄   【風智】

   風 牛 
49 祭りの日暮れて行くのを待ちわびて 【かんな】

    
50 鱧祭り四条河原の辻廻し   【真珠牛郎】

   法 カ
51 社森とぎれとぎれの祭笛   【朝戸風】

   し 
52 心地よき母の背中で夏祭り 【萍漂子】

    
53 浪の音浜昼顔の子守唄   【島ちゃん】