顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

朝戸風選 第32回

●朝戸風選 【11, 14, 30, 31, 39, 44】
 
11.昼顔のカーテン涼し母の窓
  昼顔と母刀自との対比が良いとおもいます。
 
14.夕立の去って賑わう夜店かな
  ひと雨あったあとの夜店の灯の輝き、
  浴衣の娘の下駄の音も聞こえてきます。
 
30.麦わらの先に父いる蝉しぐれ
  麦わら・・・先に父いるの意が、ちと不明
 
31.林ごと空に湧き立つ蝉時雨
  蝉の大合唱・・・林ごと、湧き立つ、でよく
  表現されていると思います。
 

39.釣り終えて竿納めんと蝉時雨 
  涼しげな渓谷、釣り竿、蝉しぐれが、かえって
  静寂さをますようで、よいと思います。
 

44.祭りの夜人垣越しのうなじかな
  その人を遠くからさがしていました。
  ドラマチックですね。
 
 
 
 
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朝戸風作
 
51 社森とぎれとぎれの祭笛 【朝戸風】
 
12 人待てば浜昼顔に浪の音 【朝戸風】
 
38 ひと声に黙のつぶてと蝉転ぶ 【朝戸風】
 
25 相傘の夕立ちに結ぶ縁かな 【朝戸風】