顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第35回 句会 作品発表

 こちらでは、街路樹が紅葉して美しい季節になりました。
 
皆様のところはいかがでしょうか。
 
 さて、お待たせしました。ネット句会第35回目の作品がそろいました。
 
今回の兼題の「小鳥」を歳時記でみてみますと、「春の鳥は、さえずる
 
を中心に詠まれるが、秋の鳥は姿の美しさが目を引く。」とありました。
 
歳時記の数行を見るだけでも、句作のヒントになったりしますね。
 
次回から、ちょこっとでも、句作に役立つようなものを、載せれたらいいなあと
 
考えているところです。
 
 では、今月は32句の中から4句選でお願いします。
 
★追記  選句締め切りは 10月28日  
 
       送り先  karakoro575@yahoo.co.jp
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
番号    作 品 
 
1 夕暮れの背戸叩きゆく秋時雨 
 
津軽路は薄墨色や秋時雨  
 
3  白々と秋時雨明け黒き道 
 
4 嫁ぐ子の身支度せりし秋しぐれ 
 
5 しゃらしゃらと薄が揺れて人じゃらす 
 
6  常臥の窓に訪う小鳥影      
  (とこふせの まどにおとなう ことりかげ 
 
7 こだまする小鳥の声や猫踊る 
 
8  酒のあて厨に炊けば秋時雨 
 
9  無事退院吉報メール秋時雨
  
10 薄着して後悔してる秋時雨 
 
11 秋時雨音も冷たく窓を打ち  
 
12 玻璃越しに狭庭の小鳥飽かず見る  
 はりごしに さにわのことり あかずみる)

  
13 白髪に揺れる野の花小鳥来る  
 
14 小鳥群る果実なる木の名も知らぬ 
 
15 ぶどうの実屋根に落とした小鳥かな 
 
16 指先で小鳥相手の相撲かな 
 
17 山鳩のくぐもり鳴くや秋時雨 
 
18 和太鼓の稽古しまいて秋時雨 
 
19 夜勤明け小鳥の声に邪魔されて 
 
20 館で見たイワシの群の小鳥かな 
 
21 いつもとは飛形異なる小鳥来る    
(飛形 とびがた)
 
22 弁当を開けるベンチに小鳥来る   
 
23 森の香を吸いて茸の膨らめり  
 
24 長き夜や飽かずギターを抱いてをり  
 
25 家ひとつ解けて青空刷毛の雲 
 
26 腰曲げた母のりんごに小鳥来る  
 
27 遠山に薄紅の色秋時雨  
 
28 鰯雲語れぬ罪のひとつあり 
 
29 風上に金木犀の棲家かな 
 
30 銀杏を拾う媼は腰伸ばし        
 (媼 おうな) 
 
31 大根菜にふわふわふわと秋の蝶 

32 彩雲やいいことあるさ秋の空
 
 
33.秋の天恵みを受ける両手かな