顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

萍漂子選  第35回

●萍漂子選 【2.6.12.28】
 
 
津軽路は薄墨色や秋時雨
 
 <感想>
 静かに降る秋の時雨にけむるモノクローム津軽路は、
 これから向かう厳しい冬を予感させられます。
 
 
 
6  常臥の窓に訪う小鳥影 
 <感想>
 小鳥たちは見舞にやってきたのでしょうか。臥せっている人はきっと、
  心癒されていることでしょう。
 
 
 
12 玻璃越しに狭庭の小鳥飽かず見る
 <感想>
 豊かな時間を持っていらっしゃいますね。
 
 
 
28 鰯雲語れぬ罪のひとつあり
 <感想>
 今回、心に引っかかった句です。
 「語れぬ」ことは「聞いてはならぬ」ことでしょう。
 
 
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素敵な句ですね。5句選ならば…、と思いました。

27 遠山に薄紅の色秋時雨
 <感想>
 一雨ごとに紅葉が山を登っていきます。雨が上がり晴れたら
 色鮮やかなことでしょう。
 
 
 
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8萍漂子作 (10月20日

  8酒のあて厨に炊けば秋時雨    【萍漂子】

 19.夜勤明け小鳥の声に邪魔されて  【萍漂子】

 30.銀杏を拾う媼は腰伸ばし     【萍漂子】