第３５回 選句発表

　お待たせしました。選句がそろいました。

 

皆様、お忙しい中、どうもありがとうございました。

 

（間違いがないかどうか、各自チェックしてみてくださいね。

 

間違いなどありましたら、このコメント欄にでも結構ですので、

 

お知らせください）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品番号 　　作　　品　　　　　　　　　作者

 

 

 

 　　  　朝　
1 夕暮れの背戸叩きゆく秋時雨 1 　　　　 【祥雲】

 　　 　朝    萍　　次　牛
2  津軽路は薄墨色や秋時雨　 　4　　　   【歌子】

 　　　歌  カ
3  白々と秋時雨明け黒き道 　　　2　　　　　【J次郎２】

 　　　法
4 嫁ぐ子の身支度せりし秋しぐれ　1　　　　　【道草】

 
5 しゃらしゃらと薄が揺れて人じゃらす 　　【かたつむり】

 

    　　祥　歌　萍  島　カ
6  常臥の窓に訪う小鳥影　 　5　　　　　　　　【朝戸風】

 
7 こだまする小鳥の声や猫踊る 　　　　　　　【法被衣】　　　

 
8  酒のあて厨に炊けば秋時雨 　　　　　　　【萍漂子】

  　　 道
9  無事退院吉報メール秋時雨 　1　　　　　　【牛郎】

 
10 薄着して後悔してる秋時雨 　　　　　　　【しらぶる】

 
11 秋時雨音も冷たく窓を打ち 　　　　　　　　【島ちゃん】

   　 　朝　萍　道
12 玻璃越しに狭庭の小鳥飽かず見る 3　　　 【祥雲】

 
13 白髪に揺れる野の花小鳥来る　 　　　　　【歌子】

 

 　　　道　カ
14 小鳥群る果実なる木の名も知らぬ 2　　　　【J次郎２】
　　
 　　　次　牛
15 ぶどうの実屋根に落とした小鳥かな 2　　　【道草】

 　　　島
16 指先で小鳥相手の相撲かな　 1　　　　　　【かたつむり】

 
17 山鳩のくぐもり鳴くや秋時雨  　　　　　　　　【朝戸風】

 　　      朝　島
18 和太鼓の稽古しまいて秋時雨  2　　　　　　【法被衣】

 　　   　し
19 夜勤明け小鳥の声に邪魔されて　1 　　　　【萍漂子】

 　　     法
20 館で見たイワシの群の小鳥かな　1　　　　　【牛郎】
 
21 いつもとは飛形異なる小鳥来る  　　　　　　【しらぶる】

 　　  　し
22 弁当を開けるベンチに小鳥来る   1　　　　　【島ちゃん】　

 

 　　　 牛
23 森の香を吸いて茸の膨らめり    1    　　 　   【祥雲】 　  

    
　　  祥　島
24 長き夜や飽かずギターを抱いてをり　2　　　【歌子】

 　　
25 家ひとつ解けて青空刷毛の雲 　　　　　　　【J次郎２】

 　　  　歌
26 腰曲げた母のりんごに小鳥来る 1　　　　　【道草】

 　　　　牛　法
27 遠山に薄紅の色秋時雨　2 　　　　　　　　　【かたつむり】

 　　 　祥　歌　萍
28 鰯雲語れぬ罪のひとつあり 3　　　　　　　　【朝戸風】

 　　   　し　次
29 風上に金木犀の棲家かな  2　　　　　　　　【法被衣】

 　   　し　次　法
30 銀杏を拾う媼は腰伸ばし 3　　　　　　　　　【萍漂子】

 　　　祥
31 大根菜にふわふわふわと秋の蝶 1　　　　【牛郎】

 　　　道
32 彩雲やいいことあるさ秋の空 　1　　　　　【しらぶる】

 　　　歌　カ
33 秋の天恵みを受ける両手かな  2　　　　　【島ちゃん】
 

 

 

 

 

 

★★★追記★★★

 

選句を発表をした後に、今回投句に参加されなかった風智さん

 

のほうから、選句が届きました。投句者による互選がルールなのと

 

ブログアップした後なので、「風智賞」ということで、掲載させていた

 

だきます。風智さん、ありがとうございました。

 

 

風智賞　

 

●風智選【10・16・24・31】
 
10 薄着して後悔してる秋時雨
 
16 指先で小鳥相手の相撲かな
 
24 長き夜や飽かずギターを抱いてをり　
 
31 大根菜にふわふわふわと秋の蝶