●J次郎2さん選 【02 14 32 49 54 64】
2 初鏡泣くも笑うもこの顔で
同感、同感。
なんとなく、我が家のようで。
32 初句会帰りに子規の句集買ふ
真摯なところを買ふて。
49 古傷や裏返しみるスキー板
それを見ると、肩に残る傷跡を思ってしまう。
感覚に同感します。
(私はスキーではなく、モーターバイクですが)
54 野菜畑畝それぞれに春を待つ
春を待っていますね。
64 身二つの娘の腹や春を待つ
心があたたまりますね。
シクラメンが5文字なのがいけないのではないか、と。
上五でも下五にしても、そこで切れてしまう。
意識が途切れてしまうので
26のように、中七に持ってきたいのですが
なかなか効果があがらないようです。
3 九十おうなほんのり紅や初鏡
朝戸風さんの句でよいのでしょうか?
朝戸風さんの句でよいのでしょうか?
どうもどれも
「初鏡、男が映す、無精髭」
「初鏡、女は眉と、紅を引き」でして、
いますこし、ずっこけたいところでした。
28 初句会最年少は六歳児
やや、ストレートに過ぎているような。たしかにそのとおりなのでしょうけど
28 初句会最年少は六歳児
やや、ストレートに過ぎているような。たしかにそのとおりなのでしょうけど
もう少し、情景をひねっても良かったのではないかと思います。
「皺のなか、六歳児も読む、初句会」
40 神主の幣に遅れじ初スキー
おもしろい情景だと思います。選句しなかったのは、こちらが若くないからでしょう。
ごめんなさい。
58 しがまっことけろとけろや春を待つ
方言をうまく使った「童謡」のような口調の良さ。良いと思います。
ただ、意味が二重になった、「無理づけ」の春を待つ ではないか。と
「春を待つ」ではなく、別の五文字のほうが良かったと、感じます。
61 ランドセルまだまだ遠い春を待つ
66 初孫のランドセル買う春隣
ほぼ、同じ句意ですね。気持ちはよぉっく分かるのですが
7●J次郎2さん作品 (1月18日)
7.皺数のいくつ増えたと初鏡 【J次郎】
20.うつむきぬ髪の美しシクラメン 【J次郎】
33.ふところに三四句秘めて初句会【J次郎】
46.白布にビーズこぼしてスキー場 【J次郎】
59.葦陰に春待つ雁の声ひとつ 【J次郎】
46.白布にビーズこぼしてスキー場 【J次郎】
59.葦陰に春待つ雁の声ひとつ 【J次郎】