顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第39回 投稿作品

 
 
 
1 厄落し妻に内緒で過去を焚く
 
2 刺繍裏絡まり合ふや厄落し
 
3 辻の闇男声する厄落し 
 
4 厄落とし豆を撒かるる大銀杏
 
5 還暦によっこらせっと厄落とし
 
6 生まれ来る子供に任す厄落とし
 
7 厄落とし道も情も決すれば
 
8  神主の振れる幣音厄払
 
9 修験者に慣ひ火渡り厄落し
 
10 祓う手が宙を舞ひて厄落とし
 
11 安産のお札を受けて厄落とし
 
12 妻と來て鎮守の森にて厄落とし
 
13 寒明て半纏干せば爺くしゃみ
 
14 寒明けや日めくり暦重くあり
 
15 街の灯や色を増したり寒の明け
 
16 寒明けは何時のこととて屋根の雪
 
17 祝い箸拜み洗いも寒の明け
 
18 寒あけてめでたき話二つほど
 
19 寒明や一気に昇る展望台 
 
20 寒明くや畑の土の膨らみて
 
21 寒明や両手いっぱい朝の市
 
22 寒の明け雪の回廊沈みをり
 
23 寒の明け車窓の星も煌めいて
 
24 寒明けて降る陽光が眩しくて
 
25 春めいてふっくらしてる川堤 
 
26 春めきて若き胸元まぶしかり 
 
27 春めくや部活の子らの声高に
 
28 春めくや利鎌も切っ先やや鈍く
 
29 春めきて世に満ち満ちる水蒸気
 
30 田をせせる鳥の仕草も春めいて
 
31 春めいて熟年婚の話など
 
32 盛り上がるもぐらの塚の春めける 
 
33 解け流れ春めく川のさわがしく
 
34 春めきて土の温さで雪の穴 
 
35 春めいて井戸端会議がにぎやかに
 
36 制服を調う子らの春めきて
 
37 梅が香にひとめ気にせず寄るメジロ
 
38 梅林や空に融け出る遠景色 
 
39 梅ちぎる時を想うてほころびる
 
40 今年また妻と歩みし梅小路 
 
41 梅咲くや獅子神楽舞門付けに
 
42 梅林ケータイ翳す古都の道
 
43 紅梅や一雨ごとに花開く 
 
44 自転車でぬける梅林風やさし
 
45 白梅や待てど来ぬ人偲びをり 
 
46 梅が枝の白さ紛らす鈍曇り
 
47 今日もまた妻を演じて梅一輪
 
48 梅花散り 惜しむ母子は花見時
 
 
 
 
第39回の投稿作品を発表します。
 
一度アップしたのですが掲載漏れの指摘がありましたので、
 
すぐ削除して、新たにアップしました。ほかに何か内緒コメントが入って
 
いたようですが、記事を削除したらコメントも消えてしまい、何が書いて
 
あったのか、読まずじまいでした。内緒コメントをくださったかた、どうも
 
済みませんでした。
 
掲載漏れや間違いはほかにないでしょうか。
 
点検してご連絡いただけるとありがたいです。
 
 
 
選句は6句選の上、27日まで作品番号、作品、感想などを添えて
 
karakoro575@yahoo.co.jpまでお送りください。選句の番号だけでも
 
構いません。