道草さん選 【6、13、28、36】
6 始まりは誰も裸や宝船
裸から様々な宝を慈しみ育てていく思いが感じら
れました。
13神官の木靴の音の淑気かな
静けさの中で木靴の音が響き荘厳な風情が
感じられました。
28冬眠の白き寝息や世界遺産
世界遺産が雪に埋もれて白い息をしている景色
が想像されました。
遺産が冬眠なんてドラマチックです。
36親子してそぞろ歩けば日脚伸ぶ
日が長くなりほのぼのとした情景が親子の言葉
で温まる素敵な俳句になったのかなと思いました。
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道草さんの作品
1 塵払ひ夢を重ねて宝船【道草】
12光受け雪の回廊淑気満つ【道草】
23冬眠の亀つつきたる童去り【道草】
34日脚伸ぶ和服の袂小枝かな【道草】