顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

祥雲さん選 2月(第51回)

②祥雲さん選 【9、17、18、21、30】

 9 にぎやかに薄氷踏んでいく児童

    登校児童の薄氷を踏みながらの賑やかな景が目に
   浮かぶようです。初春の喜び溢れる句で好きです。
  
 
17 靴底にピシと応えし薄氷 
   
   薄氷を靴で踏んだ時の感覚の繊細さが際立ちます。
   「ピシ」の的確な語感が効いています。
   
    
            
18 麦追肥終えて一服冬の虹
 
   追肥を終えて一服した時の心地良さが冬の虹に巧く
   調和しています。追肥を貰った麦は虹のように大き
   く成長してゆくことでしょう。
  
   
 
21 まあだかなぽっけの中に春の音

   可愛らしい幼児のポケットに外に出たくてもぞもぞ
   するものがあるような想像が広がる素敵な句です。
   
   
 
30 寒厨明治のをんなの形見着て
 
   「明治のをんなの形見着て」が効いている句です。
   寒の台所を凛とした気分で切り盛りしている姿が浮かびます。     
 
 
 
 
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●祥雲さんの二月の作品
 
2 薄氷をパキと割る子の笑顔かな 【祥雲】
 
12暮れなずむ空に希望の冬の虹  【祥雲】
 
22早春の賦を口ずさむ水辺かな   【祥雲】