②祥雲さん選 【9、17、18、21、30】
9 にぎやかに薄氷踏んでいく児童
登校児童の薄氷を踏みながらの賑やかな景が目に
浮かぶようです。初春の喜び溢れる句で好きです。
17 靴底にピシと応えし薄氷
21 まあだかなぽっけの中に春の音
可愛らしい幼児のポケットに外に出たくてもぞもぞ
するものがあるような想像が広がる素敵な句です。
30 寒厨明治のをんなの形見着て
「明治のをんなの形見着て」が効いている句です。
寒の台所を凛とした気分で切り盛りしている姿が浮かびます。
寒の台所を凛とした気分で切り盛りしている姿が浮かびます。
♪♪・・・・♪・・・・・♪♪・・・・♪・・・・・・♪・・・・・・・♪……♪・♪・・・・・・・♪……♪
●祥雲さんの二月の作品
2 薄氷をパキと割る子の笑顔かな 【祥雲】
12暮れなずむ空に希望の冬の虹 【祥雲】
22早春の賦を口ずさむ水辺かな 【祥雲】