顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

歌子選 &投稿句

①歌子選 【10,14,15,17、22、33】
 
10   草萌ゆる母に寄り添ふ栗毛駒
    草萌と仔馬がとてもうまく重なり、
    母馬の優しいまなざしも見えるよう。
    孫の保育園に、この光景とそっくりな油絵が
    飾られてあります。

14  夜ノ森の桜に託す帰郷かな
    これはどういう状況なのでしょうか
    帰郷されたのかされてないのか、よくわから
    ないながらも、夜の森の桜に託した思いに
    なにか胸に迫る物を感じました。あれこれ
    思いめぐらされる一句でした。
   
15   あの人の植えた桜が咲きました
    こういう表現が、俳句としてどうなのかわかりませんが
    咲いた桜との中にあるドラマが感じられて惹かれました。
    
17   一病と言へど苦多し八重桜
 
    沢山の幸いを得た日々であり、決して不幸だと思って
    いるわけではないけれど、一病をもっているという
    ことは、苦労が多いものなんです。八重桜をもって
    こられるとは、なんと言葉の選択に長けているので
    しょう。
     
22   花冷や小糠の雨の玻璃を打ち 
    使われている言葉の一つ一つが
    美しくて、惹かれました。
    
33   行く春や猫は二倍に伸びをする
    二倍に伸びをするとはなんとうまい表現でしょう
    気持ちよさそうな猫の、のびのび~~~が見えるよう。
 
 
 
 
 
 
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歌子の投稿句
 
⑨草萌や駿足競う子らの声       【歌子】
⑲あと何度君と観るこの桜花      【歌子】
29花冷えや男ぶりよき牛一頭      【歌子】
39行く春や年は無縁といふけれど   【歌子】