顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

選句 4月(第53回)


              
             し
1   草萌えて胸の鼓動も高くなり     【島ちゃん】
 
                          道
2   下萌の淡き緑の牧場かな       【祥雲】  
 
             祥
3   行く先に草萌色の風の道       【法被衣】 
  
                          島 道
4   待ちかねて岩を裂きつつ草萌ゆる  【しらぶる】

5   草萌や畔の草刈り急がされ      【牛郎】

6   水郷に響け初声草萌える       【蝸牛】

           法  牛 葉
7   草萌や新監督の叱咤なお
        【羽林】 
 
           祥 し 蝸 島
8   寝ころべば今も少年草萌ゆる
     【風葉】

           祥 法 牛
9   草萌や駿足競う子らの声       【歌子】
 
                           歌 祥 蝸
10   草萌ゆる母に寄り添ふ栗毛駒    【道草】
 
             し
11   夢の中さくらになって舞いにけり   【島ちゃん】

            蝸 法 島 道    
12   乳含む吾子の瞳の桜かな
       【祥雲】 

             蝸 島 牛
13   川中の石に桜の首飾り        【法被衣】  

             歌 祥
14   夜ノ森の桜に託す帰郷かな
     【しらぶる】

 
             歌
15   あの人の植えた桜が咲きました   【牛郎】
  
16   祝いの日桜色した紅をさす
      【蝸牛】
 
             歌 葉 
17   一病と言へど苦多し八重桜      【羽林】 
 
18   来し方はみんなはなまる桜咲く    【風葉】
 
             し 牛
19   あと何度君と観るこの桜花       【歌子】

20   福島で千年の幹桜かな         【道草】

21   花冷えに花弁も少し縮まれり      【島ちゃん】

             歌 葉  
22   花冷や小糠の雨の玻璃を打ち
     【祥雲】 

             蝸 道
23   花冷えや太鼓打つ手の熱さかな
    【法被衣】 
 
             島 
24   花冷えの宴の夜のやせがまん     【しらぶる】
 
25   花冷えに肩をすくめて急ぎ足      【牛郎】
             牛
26   花冷えや脱いだ半纏袖通す 
     【蝸牛】

             蝸  
27   花冷へや空白多き予定表         【羽林】 

             道
28   花冷えや古漬けで酌む酒の味
      【風葉】

             法
29   花冷えや男ぶりよき牛一頭
        【歌子】

             祥
30   花冷えの田仕事急ぐ老夫婦        【道草】

             し
31   行く春やアリの行列始まれり
       【島ちゃん】

             牛
32   行く春やSL遥か遠ざかり
         【祥雲】 

             歌 島 道
33   行く春や猫は二倍に伸びをする
     【法被衣】 
 
34   行く春やあしたへ向いて草枕       【しらぶる】
         
             法 葉
35   行く春をぬり絵に夢中認知症       【牛郎】

36   行く春に老犬命背負われて        【蝸牛】

37   行く春や女性客待つ理髪店        【羽林】 
 
             し 法
38   行く春や突然現るねずみ捕り       【風葉】 
          
             葉  
39   行く春や年は無縁といふけれど      【歌子】

40   行く春に初恋の人重ねたり         【道草】