し
1 草萌えて胸の鼓動も高くなり 【島ちゃん】
道
2 下萌の淡き緑の牧場かな 【祥雲】
2 下萌の淡き緑の牧場かな 【祥雲】
祥
3 行く先に草萌色の風の道 【法被衣】
3 行く先に草萌色の風の道 【法被衣】
島 道
4 待ちかねて岩を裂きつつ草萌ゆる 【しらぶる】
4 待ちかねて岩を裂きつつ草萌ゆる 【しらぶる】
5 草萌や畔の草刈り急がされ 【牛郎】
6 水郷に響け初声草萌える 【蝸牛】
法 牛 葉
7 草萌や新監督の叱咤なお 【羽林】
祥 し 蝸 島
8 寝ころべば今も少年草萌ゆる 【風葉】
8 寝ころべば今も少年草萌ゆる 【風葉】
祥 法 牛
9 草萌や駿足競う子らの声 【歌子】
歌 祥 蝸
10 草萌ゆる母に寄り添ふ栗毛駒 【道草】
10 草萌ゆる母に寄り添ふ栗毛駒 【道草】
し
11 夢の中さくらになって舞いにけり 【島ちゃん】
11 夢の中さくらになって舞いにけり 【島ちゃん】
蝸 法 島 道
12 乳含む吾子の瞳の桜かな 【祥雲】
蝸 島 牛
13 川中の石に桜の首飾り 【法被衣】
歌 祥
14 夜ノ森の桜に託す帰郷かな 【しらぶる】
歌
15 あの人の植えた桜が咲きました 【牛郎】
16 祝いの日桜色した紅をさす 【蝸牛】
15 あの人の植えた桜が咲きました 【牛郎】
16 祝いの日桜色した紅をさす 【蝸牛】
歌 葉
17 一病と言へど苦多し八重桜 【羽林】
17 一病と言へど苦多し八重桜 【羽林】
18 来し方はみんなはなまる桜咲く 【風葉】
し 牛
19 あと何度君と観るこの桜花 【歌子】
19 あと何度君と観るこの桜花 【歌子】
20 福島で千年の幹桜かな 【道草】
21 花冷えに花弁も少し縮まれり 【島ちゃん】
歌 葉
22 花冷や小糠の雨の玻璃を打ち 【祥雲】
蝸 道
23 花冷えや太鼓打つ手の熱さかな 【法被衣】
島
24 花冷えの宴の夜のやせがまん 【しらぶる】
25 花冷えに肩をすくめて急ぎ足 【牛郎】
24 花冷えの宴の夜のやせがまん 【しらぶる】
25 花冷えに肩をすくめて急ぎ足 【牛郎】
牛
26 花冷えや脱いだ半纏袖通す 【蝸牛】
26 花冷えや脱いだ半纏袖通す 【蝸牛】
蝸
27 花冷へや空白多き予定表 【羽林】
道
28 花冷えや古漬けで酌む酒の味 【風葉】
法
29 花冷えや男ぶりよき牛一頭 【歌子】
祥
30 花冷えの田仕事急ぐ老夫婦 【道草】
し
31 行く春やアリの行列始まれり 【島ちゃん】
牛
32 行く春やSL遥か遠ざかり 【祥雲】
歌 島 道
33 行く春や猫は二倍に伸びをする 【法被衣】
34 行く春やあしたへ向いて草枕 【しらぶる】
37 行く春や女性客待つ理髪店 【羽林】
40 行く春に初恋の人重ねたり 【道草】