顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

9月 (第58回) 選句・作者 披講

    歌 葉 
1 裏口に狐の土産曼珠沙華      【道草】
 
2 濡れ光る赤き睫毛や曼珠沙華    【祥雲】  
 
   
3 朝早し潜む冷気や曼珠沙華     【法被衣】
 
4 探しもの海の彼方に曼珠沙華    【しらぶる】
 
5 しかたなく遠回りする曼珠沙華    【牛郎】
 
6 曼珠沙華ひと刺す彩は地獄から   【風葉】
 
7 勝ち負けは時の運てふ曼珠沙華   【羽林】
  
      し 羽  道
8 足早の法衣のあとに曼珠沙華     【歌子】

   
9 月光や稲の水みる農夫かな      【道草】

   羽 
10月光も背負うて戻る坂の路       【祥雲】
 
    
11月光に熱奪われし石灯籠       【法被衣】
 
12しんしんと闇を癒して月光浴      【しらぶる】
 
   葉 祥
13月光に浮かれて旨し一人酒      【牛郎】
 
14月光浴びて齢を塗り替える       【風葉】
 
   歌
15両の眼を月の光に射抜かるる     【羽林】
  
   
16月明かり光源氏に魅せられし     【歌子】
 
   牛 祥
17初めてのどんぐり見せてあやすなり  【道草】

   
18秋の夜の琵琶の法師の語りかな   【祥雲】
  
   し 葉
19のんびりと敬老の日の喫茶かな   【法被衣】

   歌 羽 法 
20捨て置いた田畑一面泡立ち草    【しらぶる】
  
   し
21呆けないとグリグリ廻す鬼胡桃    【牛郎】
 
22羊吐く湯にどっぷりと豊の秋      【風葉】
 
23名将の菩提寺釣瓶落しかな      【羽林】

   法 道
24主なき庭に木の実のたわわなる    【歌子】