祥雲さん選 【8、15、18、24】
8 夫亡くも手籠明るい早生みかん
手籠に一杯盛られた早生みかんを眺めていると悲しみを
忘れさせてくれるような明るさだなあという意でしょうか。
強く生き抜こうという意志を感じる良句です。
15 静かさや林の縁に木の実落つ
同感です。ぱらぱらと木の実が落ちてくると静かさが
一層引き立ってくるものです。自然に溶け込んで一体
になった感じがする良句です。
18 幾千の祈りたれたる大銀杏
幾千の銀杏の実が祈るように垂れているのでしょうか。
しかも大銀杏。長崎の浦上天主堂を想像させる敬虔な
句に仕上がっています。
24 洋館の朝日に陰る蔦紅葉
洋館の蔦紅葉を逆光で眺めている風情が絵のようです。
最近洋館の銀杏黄葉を同じような景として体感しまし
たので、共感の選です。
8 夫亡くも手籠明るい早生みかん
手籠に一杯盛られた早生みかんを眺めていると悲しみを
忘れさせてくれるような明るさだなあという意でしょうか。
強く生き抜こうという意志を感じる良句です。
15 静かさや林の縁に木の実落つ
同感です。ぱらぱらと木の実が落ちてくると静かさが
一層引き立ってくるものです。自然に溶け込んで一体
になった感じがする良句です。
18 幾千の祈りたれたる大銀杏
幾千の銀杏の実が祈るように垂れているのでしょうか。
しかも大銀杏。長崎の浦上天主堂を想像させる敬虔な
句に仕上がっています。
24 洋館の朝日に陰る蔦紅葉
洋館の蔦紅葉を逆光で眺めている風情が絵のようです。
最近洋館の銀杏黄葉を同じような景として体感しまし
たので、共感の選です。
♪♪・・・・♪・・・・・♪♪・・・・♪・・・・・・♪・・・・・・・♪……♪・♪・・・・・・・♪……♪
祥雲さんの作品
耕して天に至るや櫁柑山 【祥雲】
目を閉じてふるさと想う木の実雨 【祥雲】
孕みたる蟷螂しかと瓦礫行く 【祥雲】