祥雲さん選 【2、19、20、21、22】
2 冬濤も打たれる巌もあるがまま
厳然とした力量感のある句で、強い意志を感じる良句です。
19 参道に薄紫の淑気満つ
「薄紫の」が効いている、初詣の神秘的で清浄な気配が巧く
表現されている良句です。
2 冬濤も打たれる巌もあるがまま
厳然とした力量感のある句で、強い意志を感じる良句です。
19 参道に薄紫の淑気満つ
「薄紫の」が効いている、初詣の神秘的で清浄な気配が巧く
表現されている良句です。
20 憎まれず古希迎えたり去年今年
円満な性情のなせる業で「憎まれず」に古希を迎えられた
ことを思う感慨句で、しみじみとした幸福感が漂います。
21 一とせの肥えたる孫に初湯かな
孫を持つ身なので大いに共感します。周囲の愛情を一杯に
受けた、初湯に浸かるお孫さんが目に浮かぶようです。
22 性格を否めて褒めて雪掻きす
「否めて褒めて」が効いている、雪掻きをしながらの複雑な
心情を吐露した良句です。
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祥雲さんの作品
1 あかぎれの母を手伝い大根干す 【祥雲】
10 名優の冥界に入る去年今年 【祥雲】
17神棚ゆ降ろして渡すお年玉 【祥雲】
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