祥雲さん選【7、9、12、16、24】
7 単線のトロッコ列車夏に入る
「単線のトロッコ列車」と「夏に入る」の取り合わせが
巧く、青葉・若葉と薫風を感じる動きのある良句です。
9 初蝶やあんよはじょうず手のなる方へ
幼児をあやすような微笑ましい景が浮かびます。
「あんよはじょうず手のなる方へ」という月並みな
言葉が「初蝶」と絡んで素敵な抒情詩になっています。
12 追うほどに幻惑される蝶ひとつ
「幻惑」が効いていて、蝶に弄ばれているかのような
句で、共感出来ます。面白い句に仕上がっています。
16 鍬の先米寿の母に蝶止まる
米寿でなお元気に鍬を持って働いておられるお母様
に蝶が止まった景でしょうか。優しい眼差しを感じる
良句です。
24 雲流るたんぽぽの野に大の字に
「大の字に」が効いている、子供の頃を思い出させる
懐かしい気持ちの良い良句です。
7 単線のトロッコ列車夏に入る
「単線のトロッコ列車」と「夏に入る」の取り合わせが
巧く、青葉・若葉と薫風を感じる動きのある良句です。
9 初蝶やあんよはじょうず手のなる方へ
幼児をあやすような微笑ましい景が浮かびます。
「あんよはじょうず手のなる方へ」という月並みな
言葉が「初蝶」と絡んで素敵な抒情詩になっています。
12 追うほどに幻惑される蝶ひとつ
「幻惑」が効いていて、蝶に弄ばれているかのような
句で、共感出来ます。面白い句に仕上がっています。
16 鍬の先米寿の母に蝶止まる
米寿でなお元気に鍬を持って働いておられるお母様
に蝶が止まった景でしょうか。優しい眼差しを感じる
良句です。
24 雲流るたんぽぽの野に大の字に
「大の字に」が効いている、子供の頃を思い出させる
懐かしい気持ちの良い良句です。
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祥雲さんの作品
10 黒光る梁に微睡む胡蝶かな 【祥雲】
3 水浴びる雀あまたや夏は来ぬ 【祥雲】
17 透ける身の命を天に吐く蚕(こ)かな【祥雲】
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