顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

歌子選&作品

歌子選  【8.11.19】

8 せせらぎを背で聴きながら鮎を焼く
 
      せせらぎの音を背にしながら、鮎をやく景、においまで
   してきます。映像を見るような句だと思いました。
 

11 琵琶湖出て日本一の鮎となり
 
    575に乗せた言葉のリズムがとてもいいし、何より
    故郷を愛する思いが、ためらいのない『日本一』に表
    れていて気持ちがいいですね。    
    
    
19 枇杷冷えて口いっぱいの小さき幸
 
    なにも描かれてはいませんが、妻が夫の帰りに合わせて、
    『珍しいものいただいたのよ』って、冷やしておいた枇杷を持
    ってきました。 『んーーうまいね。』といって奥方にも差し出
    すと、『あ。わたしは先に食べたからいいのよ、お父さん食べて』
    ささやかながら 幸せなあったかい会話まで聞こえるよう。
    『口いっぱいの小さき幸』うまい表現だと思いました。
 
 
 
 
 
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歌子の作品
 
 2 光るものつい欲しくなる夜店かな  【歌子】
 
13 まず礼を捧げ鮎釣るひとのゐて  【歌子】
 
16 花時計集合場所は日の盛り    【歌子】