顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

9月 歌子選

歌子選 ( 8 19 20 21 22 23 )
 
廃線の噂とどかぬ案山子かな
      行政には切り捨てられても、緑の山々と田んぼの広がる
      美しい風景が目に浮かびます。
 
      
19 山寺や枯山水に萩の滝          
      上五も下五も名詞だとぶちんぶちんと硬い感じになるので、
      どちらかを動詞にしてみたらいいような気がします。
      山寺、枯山水、萩と、これでもかとつきすぎのようにおもうの
      ですが、こんな情景や絵をどっかで見たことがあるような気
      にさせられました。
  

20 身の丈に合う貸杖や萩の山      
      身の丈に合う貸杖に目をつけられたのが、面白いと思いま
      した。ひざを痛めているので、特に杖への着眼にひきつけら
      れました。山歩きも杖があると、楽ですよね。
 

21 初萩の風や古刹の木々揺らせ 
      俳句をやるようになってから、知らなかった日本語をたくさん
      覚えました。古刹もその一つですが、まだ使ったことがありません。
      静かなお寺の情景が目に浮かびます。 

      
22 鐘の音に萩の白露まろび落つ 
      萩の白露まろび落つ・・・・・なんとも美しいことばに
      ひきつけられました。
 

23 山の端に萩のこぼれて径狭し 
       萩の花で道幅が狭くなっている景が目に浮かびます。
       
 
 
 
 
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