顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第70回 作品・選句・作者・披講

      
1 田の隅で童遊びし捨案山子        (道草)
   
      羽 し
2 案山子には案山子の誇りじっと立つ   (歌子)

      道 祥 葉
3 ぽつねんと実りの海の案山子かな    (法被衣)
 
4 雀には優しすぎたか藁案山子       (牛朗)
 
      葉 し
5 装ひに流行り廃りの案山子かな     (羽林)

      
6 母娘して箒の魔女の案山子建て    (祥雲)
 
7 只ながら仕事休まぬ案山子かな    (しらぶる)
 
      
廃線の噂とどかぬ案山子かな     (風葉)
       
 
      羽 葉 法
9 一日終え野良を乾かす蘆火かな   (道草)

      道 祥 し 牛
10 蓑虫や飛び出す勇気今一つ     (歌子)
 
11 山栗を拾い歩いて古戦場       (牛朗)

       
12 秋めくやいささか歩幅広くなり    (羽林)

     法 し 牛
13 稲掛の薄暮に沈む父子かな     (祥雲)
    
 
      葉
14 すずむしのある日突然包囲網    (しらぶる)

      
15 実に生き虚も捨てきれぬ月下なり  (風葉)
 
16 カーテンの向こうに吠ゆる野分かな (法被衣) 

      祥
17 白萩やぽっと咲く初恋に似て     (道草)

      羽 祥 法 し 牛
18 萩あかり五重塔へ続きをり       (歌子)

      歌 祥
19 山寺や枯山水に萩の滝        (法被衣)
    

      歌 羽 祥 法
20 身の丈に合う貸杖や萩の山     (牛朗)

      
21 初萩の風や古刹の木々揺らせ   (羽林)

      歌 羽 法 し
22 鐘の音に萩の白露まろび落つ   (祥雲)

      歌 羽 葉 法 牛
23 山の端に萩のこぼれて径狭し   (しらぶる)

      道
24 萩の風ふた町越えて戸を叩く   (風葉)
 
 
 
 
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