顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第74回 秋春さん選&作品

秋春さん選  (7.8.9.17.19.23)
 
7 蕾から孤高のままに寒椿
 
寒椿の蕾が好きです。
固く乱れなく綺麗にギュッとつぼんでいて…
孤高という言葉がとても似合っていると思いました
 

8 露天湯に誰の気配や寒椿
 
寒椿の花びら落ちて気配を感じたのでしょうか?
それとも凛と立ち大きく花ひらいている存在感で気配を感じているのでしょうか?
存在感ある寒椿が目にうかびます。
 

9 障子越し漏れくる音の気になりて
 
見えない分気になります。
目を凝らしてみるとうっすら影がちらつきますます気になりそうです。
 

17 雪だるま孫が帰りて庭ぽつん
 
ポツンと立つ雪だるまは、寂しそうです。
雪だるまだけいつまでも残っている情景がはっきり思い浮かびます。
 

19 朝まだき寒月浴びてペダル漕ぐ
 
何時頃なのでしょうね。お寒いでしょうね。。
自転車なのでしょうから
月と共に出勤ですね。頑張ってください。
 

23 ポケットに読みかけの本日脚伸ぶ
 
夜が短くなって読破できなかったのでしょうか?
それとも
暖かくなってきたので野外で読書しようと
ポケットに入れたのかな…
想像が膨らみました。
 
 
 
 
秋春さんの作品

障子貼る亡き祖父浮かぶ年替わり   【秋春】
紅の口尖らせつぼみ寒椿         【秋春】
胸揺れて名残の空をただ仰ぐ       【秋春】