②祥雲さん選 【2、7、11、14、23】
2 童去り手袋ひとつ雪まつり
「手袋一つ」が効いている、雪まつりで最前まで嬉々として
遊んでいた童の様子の余韻の残る良句です。
7 ため息も吸い込まれてや雪まつり
雪まつりの雪像の見事さが「ため息も吸い込まれてや」に巧く
表現されている良句です。
2 童去り手袋ひとつ雪まつり
「手袋一つ」が効いている、雪まつりで最前まで嬉々として
遊んでいた童の様子の余韻の残る良句です。
7 ため息も吸い込まれてや雪まつり
雪まつりの雪像の見事さが「ため息も吸い込まれてや」に巧く
表現されている良句です。
11 鱈汁を頬張り外は吹雪けり
吹雪く戸外の様子を気に掛けながらの熱々の鱈汁での夕餉の
団欒の様子が彷彿として良いと思います。
14 露天風呂吹雪の中に顔三つ
この顔は猿の顔でしょうか。吹雪く中露天風呂に入っている
猿の家族の心温まる絵のような景の句で、良いと思います。
23 雲水の素足に草鞋日脚伸ぶ
「雲水の素足に草鞋」に惹かれました。厳しい修行をする雲水の身にも
春の気配が感じられる良句です。
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祥雲さんの作品
13 日本海吹雪眺めし帰郷かな 【祥雲】
24 糸を繰る祖母の背中や日脚伸ぶ【祥雲】