顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第76回 3月 祥雲さん選&作品

祥雲さん選   【8、9、14、15、25、27】
 
 
  8 音読の賢治詩集や土恋し
    「賢治詩集」を黙読でなく「音読」とし、「土恋し」と
    結ばれたところが詩情豊かで良いと思います。
 
  9 初燕空の青さを切り裂いて
    「初燕」の特徴が巧く表現されていて良いと思います。    
 
 14 堀の水風をうつしてつばめ来る 
    「風をうつして」が巧みで、清々しい感じが良く出ています。
 
 15 折々にサーカスの唄つばめ来る    
   「サーカスの唄」が巧みで、「つばめ来る」に良く調和しています。

 25 初恋を青空に投げ卒業す
    帽子を投げあげて卒業をする景がありますが、
   「初恋を青空に投げ」が共感できる良句です。    
 
 27 片思ひ告げられぬまま卒業す
    とても良く共感できる句です。
 
 

 
●祥雲さんの作品                                                     
 7  卒業やキットカットを分かち食む  【祥雲 】
12  南洋の汐香みやげに燕来る     【祥雲 】
21  原子炉の竜骨惨と斑雪        【祥雲 】