①歌子選(4.12,18,2,24,27)
4竿担ぎ父と眺めし雲の峰
「竿を担ぎ」なので、釣りの行き帰りなのでしょうか。
「眺むる」ではなく「眺めし」の使い方からして、ぼんやり
と雲の峰を眺めているというふうな印象です。ということは、
釣果がなかった帰りの様子かもしれない。いずれにしても、
入道雲に目を奪われて 父子が竿を担いで立っている姿が
絵のように目に浮かんできます。
12 ノウゼンの垂れてさわやか朝まだき
「眺むる」ではなく「眺めし」の使い方からして、ぼんやり
と雲の峰を眺めているというふうな印象です。ということは、
釣果がなかった帰りの様子かもしれない。いずれにしても、
入道雲に目を奪われて 父子が竿を担いで立っている姿が
絵のように目に浮かんできます。
12 ノウゼンの垂れてさわやか朝まだき
稜霄花とかいてノウゼンと読む難しい漢字ですね。綺麗な橙色の
美しい色合いの花で、ほかの植物に絡み付いて華々しく咲きますね。
家の裏の家の大木にも絡み付いて咲いているのを毎日眺めていますが、
日の明けきらぬ朝に鮮やかに咲いている様子が目に見えるようです。
カタカナよりも、漢字のほうがより感じがでそうですがどうでしょう。
美しい色合いの花で、ほかの植物に絡み付いて華々しく咲きますね。
家の裏の家の大木にも絡み付いて咲いているのを毎日眺めていますが、
日の明けきらぬ朝に鮮やかに咲いている様子が目に見えるようです。
カタカナよりも、漢字のほうがより感じがでそうですがどうでしょう。
18 掌紋をかすかに照らす蛍かな
普通 蛍、闇、など、あたりまえにつきすぎがちですが、
掌紋に焦点をあてられたところが、うまいと思いました。
2 生垣の濃すぎる色にかたつむり
掌紋に焦点をあてられたところが、うまいと思いました。
2 生垣の濃すぎる色にかたつむり
かたつむりが止まっている葉っぱの色が濃い。その取り合わせ、葉の濃さに
作者は感動したのですね。
24 ゼッケンをペダルで揺らし夏の海
作者は感動したのですね。
24 ゼッケンをペダルで揺らし夏の海
27 夏休み孫に教えること多き
頼もしい爺様。夏休みは忙しいですね。
歌子の作品
地獄谷抱え込みたる雲の峰 【歌子】
左巻き右巻きどちらかたつむり 【歌子】
揺れていて芯のぶれない花菖蒲 【歌子】
歌子の作品
地獄谷抱え込みたる雲の峰 【歌子】
左巻き右巻きどちらかたつむり 【歌子】
揺れていて芯のぶれない花菖蒲 【歌子】