1 低すぎる空に蹴り突き雲の峰 (つゆき)
歌
2 生垣の濃すぎる色にかたつむり (つゆき)
葉 法
3 一匹の蟻が寝具で歩き出す (つゆき)
2 生垣の濃すぎる色にかたつむり (つゆき)
葉 法
3 一匹の蟻が寝具で歩き出す (つゆき)
歌 法 つ 牛
4 竿担ぎ父と眺めし雲の峰 (祥雲)
4 竿担ぎ父と眺めし雲の峰 (祥雲)
5 あわてない一休さんやかたつむり (祥雲)
道
6 幼子の瞳に懸かる虹の橋 (祥雲)
6 幼子の瞳に懸かる虹の橋 (祥雲)
葉 牛
7 地獄谷抱え込みたる雲の峰 (歌子)
祥 し
8 左巻き右巻きどちらかたつむり (歌子)
8 左巻き右巻きどちらかたつむり (歌子)
葉 つ
9 揺れていて芯のぶれない花菖蒲 (歌子)
祥 牛
10 少年の夢はまだある雲の峰 (しらぶる)
道
11 向かい合い童に戻るかたつむり (しらぶる)
歌 葉
12 ノウゼンの垂れてさわやか朝まだき (しらぶる)
12 ノウゼンの垂れてさわやか朝まだき (しらぶる)
14 かたつむり雨を恋しくなりにけり (羽林)
祥 つ し
15 大噴水迷ふことなく天を突き (羽林)
道
16 まぶしさや摩天楼突く雲の峰 (法被衣)
17 姿見ぬ今は昔のかたつむり (法被衣)
歌 道 祥 つ 牛 し
18 掌紋をかすかに照らす蛍かな (法被衣)
18 掌紋をかすかに照らす蛍かな (法被衣)
牛
19 雲の峰人岩に居て仰ぐなり (道草)
19 雲の峰人岩に居て仰ぐなり (道草)
葉 祥
20 許すとはポッケに隠すかたつむり (道草)
し
21 朝焼けや老いを知り初め尚赤し (道草)
21 朝焼けや老いを知り初め尚赤し (道草)
し
22 雲の峰こんな大人になりました (風葉)
道 法
23 蝸牛パソコンに人溺れたる (風葉)
歌 道 法 つ 牛 し
24 ゼッケンをペダルで揺らし夏の海 (風葉)
24 ゼッケンをペダルで揺らし夏の海 (風葉)
法
25 やいと跡隠すことなく雲の峰 (牛朗)
法
26 かたつむり墓の居心地いかがです (牛朗)
歌 つ
27 夏休み孫に教えること多き (牛朗)
27 夏休み孫に教えること多き (牛朗)