顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第80回 7月の選句と作者

 
1 低すぎる空に蹴り突き雲の峰     (つゆき)
 
   歌
2 生垣の濃すぎる色にかたつむり   (つゆき)
  
   葉 法
3 一匹の蟻が寝具で歩き出す     (つゆき)
 
         歌 法 つ 牛
4 竿担ぎ父と眺めし雲の峰      (祥雲)
 
5 あわてない一休さんやかたつむり  (祥雲)
 
   道 
6 幼子の瞳に懸かる虹の橋      (祥雲)

   葉 牛
7 地獄谷抱え込みたる雲の峰     (歌子)
 
   祥 し
左巻き右巻きどちらかたつむり   (歌子)

   葉 つ
9 揺れていて芯のぶれない花菖蒲   (歌子) 

   祥 牛
10 少年の夢はまだある雲の峰     (しらぶる)

   道
11 向かい合い童に戻るかたつむり   (しらぶる)
 
   歌 葉
12 ノウゼンの垂れてさわやか朝まだき (しらぶる)

   祥
13 雲の峰八幡太郎の力得て      (羽林)
 
14 かたつむり雨を恋しくなりにけり  (羽林) 

    祥 つ し
15 大噴水迷ふことなく天を突き     (羽林)

    道
16 まぶしさや摩天楼突く雲の峰    (法被衣)
 
17 姿見ぬ今は昔のかたつむり      (法被衣)
 
   歌 道 祥 つ 牛 し
18 掌紋をかすかに照らす蛍かな    (法被衣)
 
   牛
19 雲の峰人岩に居て仰ぐなり     (道草)

   葉 祥
20 許すとはポッケに隠すかたつむり  (道草)
 
   し
21 朝焼けや老いを知り初め尚赤し   (道草)

   し
22 雲の峰こんな大人になりました   (風葉)

   道 法
23 蝸牛パソコンに人溺れたる     (風葉)
 
   歌 道 法 つ 牛 し
24 ゼッケンをペダルで揺らし夏の海  (風葉)

   法
25 やいと跡隠すことなく雲の峰    (牛朗)

   法
26 かたつむり墓の居心地いかがです  (牛朗)
 
   歌 つ
27 夏休み孫に教えること多き     (牛朗)