顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

祥雲さん   第82回9月

 
祥雲さん選【4,6,14,15,18,21】
 
 4、てくてくと単線歩く鰯雲
 鰯雲の天気にローカル線をゆっくり歩いている景でしょうか。
長閑な明るい雰囲気が巧く表現された良句です。

 6、予感といふ言の葉ありや鰯雲
 鰯雲には良いことの予感が似合うと思い頂きました。
予感は入選? それとも恋?

 14、清流になだれ込むかに秋桜
 「なだれ込むかに」が「秋桜」の生態を巧く表現している良句 です。
 
 15、採りたての冬瓜吊るす木地師小屋
 漆塗りの木地師小屋でしょうか? 漆塗りも冬瓜も乾燥が必要な
 点で共通なところがあるのかなと思い頂きました。
 

 18、冬瓜に息吹きかける夫婦かな
熱々の冬瓜料理を食べる景でしょうか? 仲の良い夫婦の景が彷彿としてくる良句です。

 21、不揃いの冬瓜売りの訛りかな
「不揃いの冬瓜売り」と「訛り」が巧く響きあった良句です。
 
 
祥雲さんの句

鰯雲おぐ露天の湯船かな   【祥雲】

病む母に冬瓜汁を飲まさばや  【祥雲】

新涼や母はきゅきゅっと帯を締め【祥雲】