歌 牛 あ し 法
1 徘徊の母の両手に野紺菊 【祥雲】
2 しろそこひ野菊の径もとぼとぼと 【牛朗】
祥 歌 葉 あ つ
3 無縁仏ひっそり護る野菊かな 【法被衣】
3 無縁仏ひっそり護る野菊かな 【法被衣】
歌 法
4 金網の近くに野菊は斜め咲き 【 つゆき】
4 金網の近くに野菊は斜め咲き 【 つゆき】
葉 法
5 橋梁の水位は枯れて野菊かな 【しらぶる】
5 橋梁の水位は枯れて野菊かな 【しらぶる】
祥 歌 つ
6 日に一人通る木橋の野菊かな 【風葉】
6 日に一人通る木橋の野菊かな 【風葉】
牛
7 黄昏れや野菊の側で立ち話 【あらまち一駒】
7 黄昏れや野菊の側で立ち話 【あらまち一駒】
8 禅寺の並ぶ寺町野紺菊 【歌子】
9 神無月駐車場の車庫出来あがる 【 つゆき】
祥 葉
10 密やかに古事記にふれし神無月 【法被衣】
10 密やかに古事記にふれし神無月 【法被衣】
歌 し つ
11 三家族三年振りの神無月 【牛郎】
11 三家族三年振りの神無月 【牛郎】
牛 葉 法
13 雨の通夜笑みの遺影や神無月 【あらまち一駒】
13 雨の通夜笑みの遺影や神無月 【あらまち一駒】
つ
14 神無月山羊の口から湯の溢れ 【風葉】
14 神無月山羊の口から湯の溢れ 【風葉】
あ
15 子が歌ふ国歌斉唱神無月 【歌子】
15 子が歌ふ国歌斉唱神無月 【歌子】
牛 あ
16 気がはやる帰省予約の神無月 【しらぶる】
16 気がはやる帰省予約の神無月 【しらぶる】
祥 あ し つ 法
18 お転婆も借りてきた猫七五三 【牛郎】
18 お転婆も借りてきた猫七五三 【牛郎】
祥 葉 あ し
19 落ち葉にも生きた証の色のあり 【法被衣】
19 落ち葉にも生きた証の色のあり 【法被衣】
20 冬林檎買はずに済ます通路かな 【 つゆき】
牛 葉
21 鮭とばを嘗めて完成あと三日 【しらぶる】
21 鮭とばを嘗めて完成あと三日 【しらぶる】
祥 し 法
22 岸壁に飛沫たかだか冬ざるる 【歌子】
22 岸壁に飛沫たかだか冬ざるる 【歌子】
し
23 冬薔薇術後の人にえくぼあり 【風葉】
23 冬薔薇術後の人にえくぼあり 【風葉】
歌 牛 つ
24 点眼もこなれた頃に初時雨 【あらまち一駒】
24 点眼もこなれた頃に初時雨 【あらまち一駒】
12/1 選句出そろいました。お忙しいところ、有難うございした。自分の選句に間違いがないかどうか、編集ミスの有無など、ご確認お願いいたします。