顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第96回 11月の句会選句発表


    歌  牛  あ し  法
 1 徘徊の母の両手に野紺菊                  【祥雲】

  2 しろそこひ野菊の径もとぼとぼと  【牛朗】

           祥 歌 葉 あ つ
 3 無縁仏ひっそり護る野菊かな    【法被衣】

     歌  法
  4 金網の近くに野菊は斜め咲き    【 つゆき】

     葉  法
  5 橋梁の水位は枯れて野菊かな    【しらぶる】

     祥 歌 つ
 6 日に一人通る木橋の野菊かな     【風葉】

     牛
 7 黄昏れや野菊の側で立ち話   【あらまち一駒】

  8 禅寺の並ぶ寺町野紺菊       【歌子】

  9 神無月駐車場の車庫出来あがる   【 つゆき】

     祥 葉
10 密やかに古事記にふれし神無月   【法被衣】

     歌 し つ  
 11 三家族三年振りの神無月     【牛郎】

 12 神無月神の様子を伝書鳩     【祥雲】

     牛 葉  法
 13 雨の通夜笑みの遺影や神無月  【あらまち一駒】

     つ
 14 神無月山羊の口から湯の溢れ   【風葉】

     
15 子が歌ふ国歌斉唱神無月     【歌子】 

     牛 あ
 16 気がはやる帰省予約の神無月   【しらぶる】
      
 17 深草三顧の礼の竜の玉     【祥雲】

     祥 あ し つ  法 
 18 お転婆も借りてきた猫七五三   【牛郎】

     祥 葉 あ し  
 19 落ち葉にも生きた証の色のあり  【法被衣】

20 冬林檎買はずに済ます通路かな  【 つゆき】 

     牛 葉
21 鮭とばを嘗めて完成あと三日   【しらぶる】

     祥 し  法 
 22 岸壁に飛沫たかだか冬ざるる   【歌子】

     し  
23 冬薔薇術後の人にえくぼあり   【風葉】 

     歌 牛 つ
24 点眼もこなれた頃に初時雨   【あらまち一駒】





12/1 選句出そろいました。お忙しいところ、有難うございした。自分の選句に間違いがないかどうか、編集ミスの有無など、ご確認お願いいたします。