第98回 28年2月の句会 選句
祥 駒 法 牛
1 畑打つ鍬に御神酒をかけてをり 【歌子】
2 春一番雪解け待てず畑打 【金魚】
金 葉
3 退職や畑打鍬を一番に 【一駒】
3 退職や畑打鍬を一番に 【一駒】
歌 祥 法 し 葉
4 畑打つや寝起きの蛙よろよろと 【牛朗】
4 畑打つや寝起きの蛙よろよろと 【牛朗】
金
5 菜園は我流で通し畑を打つ 【風葉】
祥 し 葉
6 畠打ちや土の香撒きて進みをり 【法被衣】
6 畠打ちや土の香撒きて進みをり 【法被衣】
牛 葉
7 臥すまでも畑を打ちし母のこと 【祥雲】
7 臥すまでも畑を打ちし母のこと 【祥雲】
祥
8 この土が実りもたらす畑打ち 【しらぶる】
8 この土が実りもたらす畑打ち 【しらぶる】
歌 祥 駒 牛
9 家路へと寒夕焼が背中押す 【しらぶる】
歌 金
10 みちのくに繋がる空や寒夕焼 【祥雲】
牛
11 寒夕焼け飛行機雲の剣一閃 【法被衣】
11 寒夕焼け飛行機雲の剣一閃 【法被衣】
12 寒夕焼スルメの足の酒さかな 【風葉】
駒 し
13 木地の里裸木染める寒夕焼 【牛朗】
14 月昇る寒夕焼けに見送られ 【一駒】
15 ガラス窓家事にいそしむ寒夕焼 【金魚】
祥 駒 法 金 し 葉
16 職を去る夫を労ふ寒夕焼 【歌子】
17 朝靄の雪を漂ふ足跡は 【金魚】
駒 法
19 昭和四年苦労だけして寒に逝く 【牛朗】
19 昭和四年苦労だけして寒に逝く 【牛朗】
歌 法
20 五歩あゆめば忘るる用事余寒なほ 【風葉】
20 五歩あゆめば忘るる用事余寒なほ 【風葉】
し
22 寒中や鉄師の挑む玉鋼 【祥雲】
牛
23 われ先と咲き急ぐかな梅匂ふ 【しらぶる】
23 われ先と咲き急ぐかな梅匂ふ 【しらぶる】
駒 法 金 し 葉
24 大学に挑戦七十路の遅春かな 【歌子】
24 大学に挑戦七十路の遅春かな 【歌子】
牛
25 寒夕焼童心に帰る帰り路に 【つゆき】
25 寒夕焼童心に帰る帰り路に 【つゆき】
26 畑打や父祖父二代続きけり 【つゆき】
27 早春やまだ見ぬ高き目標ぞ 【つゆき】
★皆様、お忙しい中、2月の作品と選句をお送りくださり有難うございました。選句まで掲載できて嬉しく思います。つゆきさんの選句が届いていませんが連絡がないので、一応閉め切らせていただきました。(締め切りに間に合わないときや、事情のある時は、是非メールでご一報ください。)
★今月も、ネット句会をずっと愛読してくださっているお客様から一句だけの感想が届いています。是非3月には、句会にご参加いただければと願っています。
★ご自分の選句が掲載されているか、間違いがないかまずご確認していただけると有難いです。