第１０３回 ２７年７月の投稿作品
兼題 虹(祥雲さんより）、夏一切（風葉さんより）
当季雑詠の三句
1 ふるさとの父母に逢わばや虹の橋
2 荒れ狂う空をなだめて虹来たり
3 ずぶ濡れのＴシャツ絞り虹二重
4 彩虹やみんな童になる時間
5 自転車で追いかけた虹空に消え
6 虹立ちて吾にもありし明日かな
7 虹の輪にノアの箱舟見え隠れ
8 南からうねり伝わる夏の海
9 田に鹿の寝転がり跡夏の朝
10 平穏をひっくり返す夏の雨
11 竹林を舞う妖精や夏の蝶
12 紅ひいて胸ときめかす夏帽子
13 何に抗す夏の盛りをペダル踏む
14 夏一切のせた小舟や都庁着
15 これでもか押し寄せ来たる蝉の聲
16 捩花や痩躯の母の凛として
17 背景の山頂超えて立葵
18 待ち兼ねし遠路の孫と土用波
19 焼きナスや残り一つで箸止まる
20 涼しさや縄文人にもイヤリング
21 昔ほど口笛鳴らぬ夏の山
７月の投稿作品をお届けします。
まず、ご自分の作品がきちんと載っているか、
漏れたり転記ミスがないか、ご確認のほどよろしく
お願いいたします。
選句は、お気に入り６句を選んで番号と感想を一言
お送り下さい。
宛先はkarakoro575@yahoo.co.jp
締め切りは７月３１日までよろしくお願いいたします。
：
