番 号 作 品
1 引っ掛けて一人で遊ぶ壺菫
2 黒服の列を見送る野のすみれ
3 すみれ押す色のうつれる広辞苑
4 菫咲き本に挟めて想い出に
5 園児らといっしょに躍る菫かな
6 花菫おとこは幸を言はぬもの
7 薫風やせせらぎに舞う光かな
8 春風は吹けどまだまだ外ヶ浜
9 寅さんの口上聞こゆ春の風
10 春風や子供かえりの百の母
11 春風に噂乗り込み何処へ行く
12 春風や別れをそっと包みこむ
13 春風や昼のワインに江利チエミ
14 春風に太極拳舞う吾の影
15 遠足の子らの語らい聞きたけれ
16 遠足のおむすびの味忘れ得ず
18 遠足や塩も忘れずゆで卵
19 遠足やおにぎり水筒玉子焼き
20 遠足を終えて師の肩ゆるみたる
21 まどろんで遠足想う窓辺かな
22 蛤や縄文の風微かなり
23 蛤に手毬麩そえて澄まし汁
24 蛤吸いの命いただくありがたさ
25 蛤焼く旅の心地の貰ひけり
26 蛤や浜の屋台の活気かな
27 蛤やパックリ口開け椀の中
28 潮の香や焼き蛤の灰神楽
３月の投稿作品が揃いました。選句は六句の番号を、３月３０日までkarakoro575@yahoo.co.jpまで、お送り下さい。できる方は、一言感想などよろしくお願いいたします。また、編集ミスなどがありましたら、ご連絡下さい。
投稿作品の記載は、最初の人数分は到着順、あとは、兼題ごとに適当に並べ替えて、記載しております。
