番号 作品
1 炎天や托鉢僧の錫の音
2 炎天に立ち止まりてや坂のまち
3 炎天を映しひんやり岩木川
4 炎天を忘れ聞き入る貫入音
5 炎天に長き挨拶じりじりと
6 炎天下九回裏に天下取り
7 突かれし一番近しトマト捥ぐ
8 取り立てのトマトと鳥の声
9 もいできて皿に並べたトマトかな
10 新トマトもう完売の朝の市
11 トマト断つこの包丁のにぶきこと
12 山水のバケツにトマト艶々と
13 出目金の影泳ぎたる洗面器
14 夏草やグアムに残る鉄甲
15 行き交えば一期一会の登山かな
16 十日目に孵る二匹の濁り鮒
17 鎌を研ぎ空家の主の草を刈る
18 薔薇の束抱へて姉の墓前へと
7月の作品が、揃いましたので、選句をよろしくお願いします。今月は参加人数が少ないので、選句も少し趣向を変えて、選句は今まで通り、6句選としますが、その中でも特に気に入った句を◎(二重丸)にして送って下さい。感想や批評は今まで通り、一言添えてよろしくお願いいたします。28日必着でよろしくお願いいたします。