顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第122回  2月句会作品




1 春寒を切り裂くように頂の鳥

2 春寒や各戸に配る愛宕札 

3 春寒に金メダルてふ陽射しかな

4 髪切りの首筋触る春寒し 

5 春寒し診察券を持ち歩く

6 駅までの道凍りたる春寒き

7 早番の子の飯支度春寒し

8 くぐもれる鳩の喉声のどかなり

9 大試験終へて登るや吉田山

10 廊下から猫駆け抜けて春一番 

11 濡れ枝や春雪まとい艶を出す

12 サービスの小鉢のぬたや水温む

13 竹笛や一呼吸置く木の芽風

14 二メートルの雪山崩す春の庭

15 雛菊や戒名脇で何語る

16 雛菊を活ける笑顔のカフェのママ

17 雛菊や月命日の薄き紅

18 雛菊や野に影のあり花の数

19 雛菊や庭の木椅子を塗り替える

20 ゆかしくて雛菊の種蒔きし日よ

21 雛菊の揺れてハミング下山道




梅や桜の開花がきかれる頃となりましたが皆様の所はいかがでしょうか。青森はまだまだ雪に埋もれておりますので、この春の句会が一年のうちで一番、共通の季語の実感のない句会となります。二ヶ月先にやっと雛菊の季節になります。日本列島ホントに長くて広いですね。それでは、今月も6句選で3月1日までhaikude575@yahoo.co.jp
まで作品番号と一言感想をお送りください。お待ちしております。