1 年あらた我が生き様を問ふてみる
2 婆抜きを終えて孫らと蜜柑むく
3 奇数てふ厄介な数みかんむく
4 禁犯し焚火に焚べた芋旨し
5 不揃いの蜜柑うりこむ国訛り
6 芋を焼く翁媼の落葉焚
7 夕刻や見えぬ焚き火の香り満つ
8 フリースに焦げ穴二つ焚火あと
9 大焚火夜空を焦がす雪祭
10 蜜柑箱冷たき手ざわり五つ六つ
11 この地球(ほし)は軋みを増すや去年今年
12 元旦や一日だけの大家族
13 孫増えてひときわ嬉し新年かな
14 お手玉や蜜柑三個が宙に舞う15 アケオメと意味不明なる年賀状
今年も残すところ数日となりました。
年々加速して時間が過ぎ去っていくような気がします。
いろいろなことがありすぎた一年でしたが、そのような
中でも、こうして皆様と一緒に、句会を継続できました
ことをうれしく思います。
たった三句、されど三句、老いて行く脳の活性化のために
も、言葉をつむぎだし、新しい年も、ぜひ継続
してまいりたいと思います。
それではいつもの通り選句は4句選とし、その中で特に
これぞと思われた句の番号に二重丸をして、感想など
一言書いて29日までに、haikude575@yahoo.co.jp
までお送りください。原稿がそろい次第、できるだけ早く
ブログアップして新年に備えますので、よろしくお願い
いたします。それでは皆様風邪を引かないよう、いい年末
年始をお過ごしください。