2023-01-01から1年間の記事一覧
1 げんげ田や孫と手を振る一両列車 2 紫雲英編み王女に仕立て結婚式 3 未練なくここを捨て去り鳥帰る 4 水取りや火の粉の雨の二月堂 5 土手の花見野球部の子ら駆け抜けし 6 春風や歩行器鳴らし初あるき 7 牧開き飴のごと塩舐める牛 8 レガッタの幾何学模様湖…
三月の兼題をよろしくお願いいたします。 あらまち一駒さんより 【牧開き】 丑郎さんより 【レガッタ】 歌子より 【当季雑詠】 祥雲さんより 【春風】 法被衣さんより 【紫雲英(げんげ)】 (お名前は五十音順です) このページの下のコメント欄かhaikude57…
作 品 作 者 1 山焼きや黒き大地の勝ちとなり 法被衣 2 轟々と山焼く阿蘇や草千里 祥雲 並選 (歌子選)山焼きの音や赤く広がる阿蘇の広がり、焼けるにおいや煙まで伝わってくるようです。言葉選びが見事だと思いました。 並選 (一駒選)目に浮かぶ光景黒と…
1 山焼きや黒き大地の勝ちとなり 2 轟々と山焼く阿蘇や草千里 3 法螺がなる聖火鎮魂の山を焼く 4 山焼きの勢子に炊き出す握り飯 5 山焼く野焦げた大地に薄かな 6 枝の先力孕める二月かな 7 微かなる鳥音二月の竹藪に 8 風二月目鼻多感の杉の花 9 朝の雪二月…
作 品 作者 特選 並選 1 北斎の藍の深まる冬夕焼 祥雲 〇法 〇駒 〇丑 (法被衣)北斎も頬を染めな がら見たであろう冬夕焼。 遠くには富士山の影 (一駒)色彩的に迫る句 (丑郎)昔美術館で見た浮世 絵展覧会思い出しました。 2 満員や成人式のカラオケ屋 …
2023年1月の俳句 1 北斎の藍の深まる冬夕焼 2 満員や成人式のカラオケ屋 3 再会や成人式の椅子隣 4 祝ふかに成人式の凧舞揚 5 裸木の氷柱重そや空低し 6 鳥雲に入る空遠く祖母逝く 7 赤龍の天に消えゆくどんどかな 8 初春や鳶ピーヒョロと大空を 9 初春や白…