顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2023年顧問のいないネット俳句 2月句会 

1 山焼きや黒き大地の勝ちとなり
2 轟々と山焼く阿蘇や草千里 
3 法螺がなる聖火鎮魂の山を焼く
4 山焼きの勢子に炊き出す握り飯
5 山焼く野焦げた大地に薄かな  
6 枝の先力孕める二月かな
7 微かなる鳥音二月の竹藪に
8 風二月目鼻多感の杉の花
9 朝の雪二月八日の水曜日
10 消灯し景気も沈む2月かな 
11 猫の恋いのちの声のにぎやかさ
12 原発も天地も阿鼻に春の地震(ない)
13 二月や凍ったままの馬連チョコ
14 お茶の間の桜満開外は吹雪
15 雨水ぽた首筋へぽた掌に 
16 大凧や綱の重みも宙(そら)を行く
17 兄弟の声も高々鳶凧(とんびだこ)
18 凧の糸切れ追いかける赤きべべ
19 百畳の凧揚げ祝ふ誕生日
20 糸切れて空でクルクル凧踊り 
21 春泥の轍の跡をそろりそろ
22 春泥の中の殺戮ウクライナ
23 春泥を踏んではしゃげる二歳児は
24 春泥や買ったばかりのスニーカー
25 犬だって春泥退けて散歩かな 

 

梅便りも聞かれる中、北国はまだ深い雪に埋もれており、狭い日本と言われながらも、一年で一番季節の温度差を感じる時期です。

それでは今月も互選4句選として、特選一句、並選三句の番号と一言感想、選評などよろしくおねがいいたします。締め切りは2月28日

送り先はhaikude575@yahoo.co.jpまで、お待ちしております。