今回の選句は、J次郎2さん、しらべるさん、法被衣さん、風智さん、木庭ちゃん、かんなさん
島ちゃん、歌子の8名で行いました。白い恋人さんは、当分、選句のほうは遠慮したい
ということです。
のりこさんは、ネットやFAXを繋いでいないため、今回は私の都合で訪問できなかったため、
選句に参加できませんでした。いな吉さんの作品は、作品発表のほうに追記として載せてあります。
歌 法
1 透き通るガラスが酸っぱいところてん(J次郎2)
次 歌 法
2 大の字に一人寝ている夏座敷 (島ちゃん)
か 木
3 麦わらの帽子転がる夏座敷 (白い恋人)
法
4 心太売り切れに泣く妻がいる (風智)
5 仕事終へ風と戯る夏座敷 (しらべる)
風
6 昼食後手足のばして夏座敷 (かんな)
風 し
7 大の字に夢とあそんだ夏座敷 (木庭)
次 か 島 木
8 まるまると生まれ来し子や合歓の花 (歌子)
木 し
9 ところてん遠くに遊ぶ子らの声 (法被衣)
10 まぶしさに庭の目が逸れ夏座敷 (J次郎2)
11 涼しさを足の裏から夏座敷 (島ちゃん)
島
12 ところてんひとりすすりて夏なごむ (白い恋人)
し
13 寝転んで俳句を秘める初座敷 (風智)
風
14 夏座敷おやつの声に子等帰る (しらべる)
し
15 家事済まし後の楽しみところてん (かんな)
し
16 ところてん押しくらまんじゅう袋詰め (木庭)
17 休み終へしんと日暮れの夏座敷 (歌子)
18 耳立てり逆光の猫夏座敷 (法被衣)
歌
19 サイレンに佇立する午(ひる)十五日 (J次郎2)
し
20 ところ天つるりと滑る口の端 (島ちゃん)
か
21 想い出も一緒に残る日焼け跡 (風智)
22 帰省子の輝く笑顔JR (かんな)
次 歌 風 島
23 送り火やふらつき痩せた茄子の馬 (木庭)
法 か 島
24 生返事話進まずところてん(歌子)
木
25 板の間に猫と大の字熱帯夜 (法被衣)
26 夏風邪にのどにひんやりところ天 (島ちゃん)
風
27 一本で勝つのを見つつ心太 (しらべる)
次 歌 法 木
28 夏座敷六本のすね毛並びおり ( のりこ)
か
29 むせぶ酢や妻の仕業かところてん (しらべる)
次
30 クツクツと厨を香らす天草や (のりこ)
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