番号 作品
1 一輪車の少女の肌や緑さす
2 三密を避けて一人の復活祭
3 手に重き銀のナイフや春の宵
4 初蝶の高く飛びたり昼餉前
5 疫病に閉じ込められた春の宵
6 緑さす居間遠隔の授業の児
7 春宵や伊豆の湯宿の朱塗り椀
8 新緑や院を閉ざさる母遠し
9 新緑やマスク外して深呼吸
10 窓越しの新緑屋内暗し
11 何処に行く緊急事態鯉のぼり
12 店頭の独活の眺めるレジの列
13 葱坊主打ち払ひたる篠芽竹
14 遊楽を断たれ灯もなき春の宵
15 この地球(ほし)を覆う疫病鬱の春
16 畔塗りや地下足袋乾く立ち話
17 ウィルスの来襲に耐ゆ春の宵
18 閉門で鴨に見られて咲く桜
19 縦横に空を切り裂く燕かな
20 終息の見えぬコロナ禍春愁い
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4月句会の作品がそろいました。
お気に入りの4句を選句し、そのうち特に
よかったと思うものに二重丸(◎)をつけ、
一言感想をそえて4月29日まで、
haikude575@yahoo.co.jp
までお送りください。それではお待ちしております。