１ 開帳の秘仏とうとし梅雨晴間
２ 父の日や吾には遠き記憶かな
３ 父の日やくの字の姿我が身にも
４ 父の日に花だけ届けドライブに
５ 父の日や航海日誌セピア色
６ 梅雨晴間スマホ掲げて風を撮る
７ お見舞いはケーキに決めて梅雨晴れ間
８ 梅雨晴間波乗り一人海に入る
９ 初めての接吻に似てさくらんぼ
１０ おさなごの赤いほっぺやさくらんぼ
１２ 空の下太宰を読んで桜桃
１３ 梅雨晴れ間ペンキ塗りたて小さき庭
１４ むらさきの白根葵や夏の尾瀬
１５ さくらんぼ写真に遺（のこ）す艶やかさ
１６ 父の日やボルドーワイン飲む夕べ
１７ 蝸牛ベストショットはゆるゆると
１８ 母の手の短きクレヨン天花粉
１９ 紫陽花や小径にふたり雨あがり
２０ 自粛明け友と連れ立つ夏の宿
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６月句会の作品がそろいましたのでお届けします。
今月の兼題は牛郎さんから「父の日」「梅雨晴間」「さくらんぼ」
と当季雑詠の計４句でした。
今月も４句選として、その中で特に良かったと思われるものに二重丸
をして２９日必着にて、感想やその他なんでも結構ですので、一言添えてhaikude575@yahoo.co.jpまでお送りください。
お待ちしております。
