顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第23回 選句

 お待たせしました。顧問のいないネット句会(第23回)の

 選句の結果発表いたします。 

 萍(萍漂子)  道(道草)  次(J次郎2) し(しらぶる) 法 (法被衣)

 牛(牛郎)  か(かんな) 歌(歌子)  

 

 




1.新米や粒が光りて有り難く【道草】


2.新米の歓喜はじけて田の広し 【歌子】


3.ノートから飛び立つ鳥の秋の夕暮れ  【島ちゃん】


4.新米や香りも色もゆうべとは【J次郎2】

    
    道
   
5.新米や開ければふるさと匂うかな【しらぶる】

 
    萍 歌 牛

6.吾亦紅歌が染み入る親不孝 【風智】


     法

7.新米に思い出してと宅急便【牛朗】

  
     道

8.遠き道振り返りてや吾亦紅 【法被衣】


9.新米の香りにひかれ朝目覚め【かんな】

    か

10.新米を研ぎつつ思う水加減     【萍漂子】


     次 し

11.新米の吹きこぼれたる香りかな   【萍漂子】


12.こおろぎの草より仰ぐ理想郷【道草】

  
     法 

13.父となる子の腕太し秋の暮    【歌子】

 
     法

14.悪の華咲かせたころの吾亦紅     【島ちゃん】



15.色あせてみえる野末にわれもこう【J次郎2】


     か

16.無縁墓地ひっそり揺れる吾亦紅【しらぶる】


     
17.日中のこおろぎの背に落ちる汗 【風智】


     次 道 風

18.バス停に秋の夕暮れ先に着く【牛朗】


      萍
  
19.新米を炊いてぐるりの笑顔かな 【法被衣】



20.われもこう黄泉の世界も紅くそめ【かんな】



21.新米の香りが充ちる厨かな     【萍漂子】


     萍

22酔いつぶれベンチの下にこおろぎが 【萍漂子】


     萍

23.吾亦紅すっくと立つ修羅の後【道草】


     次

24.月の夜半だれか隣にいてほしき  【歌子】



     牛

25.新米の香りも高く萱葺き家       【島ちゃん】


      萍 歌

26.ゆく秋の夕暮れ不意に茜雲【J次郎2】


      牛 風

27.失恋や秋の夕暮れ抱きしめる【しらぶる】



28.新米のおにぎり前に孫はしゃぐ 【風智】



29.秋深し事を肴に酔っ払い【牛朗】


     道 か

30.新米に両手合わせて夕餉かな 【法被衣】



31.蟋蟀のコ―ラス予報明日は晴れ【かんな】


    し 歌

32新米を切るがごとくに母は研ぎ   【萍漂子】



33.深酒をこおろぎどもにおこされて  【萍漂子】



34.しがらみの秋の夕暮れ解き放つ【道草】



35.こほろぎや溜息めきし旅枕  【歌子】



36.こおろぎのだんだん遠くなる夕日    【島ちゃん



37.窓下ろす爆音の隅こおろぎが【J次郎2】


    法 風

38.飛び入りのこおろぎそっと部屋の隅【しらぶる】

   
    か

39.カメラ手に秋の夕暮れ急ぎ足 【風智】



40.吾亦紅母に背いて詫びる歌詞【牛朗】

   
     萍 次

41.本を閉じふとこおろぎの鳴き止みし 【法被衣】



42.新米を五感で遊ぶ厨かな      【萍漂子】


    歌

43鞦韆のゆらり揺られて吾亦紅    【萍漂子】

   
    風

44.ひげ面の哀歌流るる吾亦紅    【歌子】



45.吾亦紅一雨ごとに深き恋      【萍漂子】


      法 し

46.職退きて秋の夕ぐれ駅に立ち    【萍漂子】


      風

47.深酒をこおろぎどもが戒めん    【萍漂子】


48.一つ家に笑顔寄り添ふ秋の暮    【歌子】



49.封を切る秋の夕ぐれ酒の蔵     【萍漂子】


     歌

50.あと出しのチョキにしたそな菊の花【J次郎2】


     か

51.魚焼く秋の夕ぐれ月高く      【萍漂子】



52.溜息を歌に託せやちちろ虫     【歌子】



53.ひとり居の秋の夕ぐれ灯を灯す   【萍漂子】



54.北向きの窓は深々碧き空【J次郎2】



55.こおろぎが吾のことよとちちろ鳴く 【萍漂子】


     し

56.カラス二羽秋の夕暮れ空を行く 【法被衣】


     次 牛

57.こおろぎの問わず語りを湯屋に聴く 【萍漂子】


     し 道

58.こおろぎの声を便りに帰り道【牛朗】


     牛

59.駅弁の箸休めてやいわし雲 【法被衣】



60.帰宅時や秋の夕暮れ急ぎ足  【かんな】









 【選句・選評・作品のページ】


萍漂子 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093134.html



J次郎2 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093207.html



法被衣 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093233.html



しらぶる http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093261.html


道草 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093281.html


歌子  http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093511.html


真珠牛郎 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093557.html


風智 http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093585.html


かんな http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31093597.html


島ちゃん http://blogs.yahoo.co.jp/karako06/31094587.html