顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第33回 8月 投稿作品

今回も、 6句選にしましょう。
 
選句の上、25日まで  karakoro575@yahoo.co.jp
 
までお願いいたします。しばし旅行に出かけますので、
 
25日夜8時必着でお願いします。届かない方の分は、
 
そのままにして、ブログアップしますので、お忙しい方は
 
先に選句番号だけお知らせください。後でゆっくり書き込み
 
などを書いていただいてもいいのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 
1 ぽんぽんと旨さはかるる西瓜かな

2 小気味良き一条のひび西瓜切る 

3 ガラス皿とんがりスイカ待つ童 

4 復活の郷土西瓜や道の駅 

5 緑濃い西瓜が並ぶ露天市 

6 流水の西瓜ぬるしと児は無粋 

7 西瓜割る家族の笑顔寄ってくる 

8 井戸底や西瓜宿して丸き空 

9 田舎から西瓜届いて長電話 
 
10 孫の数ただして西瓜切られけり 

11 大皿の西瓜に伸びる手ぞ早き 

12 種は出せおなかで西瓜が実るぞと 

13 西瓜売り声は夕焼け西の空  

14 亡き友へ残暑見舞をしたためり 

15 むずかれる孫の子守の秋暑かな 

16 燃える花暑さに負けぬ残暑かな 

17 草引きの汗に非情の残暑かな  

18 老体に残暑厳しく照りつける 

19 黙祷のまぶた濡らすは残暑にて 

20 幼子のプール遊びの残暑かな  

21 夜とてもまだ沸騰の残暑かな  

22 待合でうたた寝してる残暑かな 

23 シャツ釦ひとつ狂いし残暑かな 

24 ゆらゆらと街は無人の残暑かな 

25 嫗逝く残暑見舞いの虚しさよ  

26 残暑にて文章綴り涼さがす 

27 萩揺れる城のある町ぶらりかな 

28 白萩や涙の露をこぼしおり 

29 白萩や風にしなひて匂ひ立つ 

30 近ずくと少し揺らいで萩の花 

31 仏前に禊萩そなえ一人酒 

32 見渡せば林も田んぼも青に萩 

33 母の萩やさしい色で咲いている  

34 うす紅の水面に落ちる萩の滝  

35 知らぬ間に盗人萩や花咲いて

36 木戸くぐり露置く萩に阻まれぬ 

37 くぐり行く萩の廊下や百花園 

38 この勝負われに勝たせよ庭の萩  

39 萩さえも知らず探せば花と知る 

40 たどたどとドビッシー弾く月の夜 

41 月天心祈る老婆を照らしおり  

42 月明かり夫と手つなぎ歩きけり 

43 城跡や三姫も見たか湖の月 

44 三日月が六弦琴を誘うや 

45 ススキ伸び断食月つらく始まりぬ 

46 どこまでもからかうように月が追う 

47 特大の月昇り来しビルの谷 

48 会いたくて溜息ひとつ盆の月 

49 大屋根へ月走らせる野分雲 

50 ジョギングの息押さえつつ下弦月  

51 ドビッシー月の光を浴びた夜  

52 月光や一献いかがと赤提灯  

53 思い出やスイカ叩いて種とばし 

 
 (読み方   45 断食月ラマダン)