●萍漂子選【12、23、34、51、54, 57】
12 まず母の水を汲む音初鏡
<感想>
どのように音が聞こえ、どのような世代の母、子なのでしょう?
どのように音が聞こえ、どのような世代の母、子なのでしょう?
気になりました。
そして、どのような母の言葉が聞こえるのでしょう。
そして、どのような母の言葉が聞こえるのでしょう。
23 紅をひく還暦の妻シクラメン
<感想>
愛すべき妻のふくよかな唇に紅が引かれ、シクラメン
愛すべき妻のふくよかな唇に紅が引かれ、シクラメン
の花弁の形と色に重なるようです。
34 初句会手荒れた指で詠み返す
<感想>
働きづめてきた手はその人そのもの。仕事を離れ、
働きづめてきた手はその人そのもの。仕事を離れ、
ひとときを作句を楽しむ姿が目に浮かびます。
51 頬染めて白銀一閃スキーの子
<感想>
雪国の子供たちの元気な姿、それも真っ赤な頬と
雪国の子供たちの元気な姿、それも真っ赤な頬と
白銀の色の対比がきれいですね。
54 野菜畑畝それぞれに春を待つ
<感想>
さまざまな野菜を畑で作るのでしょうね。
さまざまな野菜を畑で作るのでしょうね。
57 春を待ち陽を受く土の黒さかな
<感想>
雪深い山間部や北国では、黒い土が見えた喜びは
雪深い山間部や北国では、黒い土が見えた喜びは
一入のことでしょう。
13●萍漂子さん作品 1月21日
13.古女房髪結い上げて初鏡 【萍漂子】
26.亡母(はは)愛でしシクラメンこそ花芽見ゆ 【萍漂子】
39.新聞の俳句欄にて初句会 【萍漂子】
52.スキーもて君と山野に遊びたり 【萍漂子】
65.狭庭辺に吹く芽を探し春を待つ 【萍漂子】