顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第41回 4月投稿作品

作品番号    作 品 
 
 
 
1 漣の寄せ来る湖や風光る
 
2 遠がすむ野山に海に風光る
 
風光る太閤気どり天守閣 
 
シャトル飛ぶ追うラケットに風光る
 
5 いち早くメル友の地風光る
 
6 ボランティア吹奏楽風光る
 
風光る手つなぎ走るランドセル
 
8 スニーカー一列並び風光る
 
風光る誰に求めん罪と罰 
 
10 瓦礫路を裸足の僧や風光る
 
11 風光る弦の奏でる調べかな
 
12 風光る荒れ野に見たる絆かな
 
13 鳥遊ぶ浅黄の影や水の春
 
14 直ぐ道や雨のち晴れのち花吹雪
 
15 飾り終え親子で座る雛の前
 
16 にっこりと笑顔が可愛いすみれ草
 
17 籾おろし今年も無事に好好爺
 
18 赤土に芳草ちらほら顔をだす
 
19 幼子の母に飾した皷草
 
20 終止符を打って見上げる春の空
 
21 測るたる空の重さや鯉のぼり
 
22 ゐなは去り波引きたるも春愁
 
23 我が事を棚上げにしてしゃぼん玉

24 花びらや踊り潜りつ小滝の背
 
25 宵闇や門の沈丁ゆかしかる
 
26 飛び石の足とどめさす沈丁花
 
27 此処ですと香りを放つ沈丁花
 
28 沈丁花明日はきっといい天気 
 
29 訪問に案内いらず沈丁花
 
30 かどかどを曲がって匂う沈丁花
 
31 子おぶひて沈丁の坂日が落ち
 
32 沈丁花ただ一本で香る庭
 
33 沈丁花涙を海に注ぎこむ 
 
34 香なれや海に手向けの沈丁花
 
35 一膳の箸にも謂はれ沈丁花
 
36 沈丁花父の植えたる香り道
 
37 啓蟄に笑むが如しや泥蛙
 
38 桜待つ昭和大仏正座する
 
39 たんぽぽの蒲をかざしてや子らの風
 
40 初笑夕でこらえ童かな
 
41 卒業や笑顔涙目並び居て
 
42 嫁ぐ娘に雛顔重ね飾り棚
 
43 雛祭り三人冠者に淡き恋
 
44 再会に感謝あふるる桜かな
 
45 卒業の初恋散りてアルバムに
 
46 ぬくぬくと背を丸めおり猫柳
 
 
 
 
 
 
 
★ 皆様、お元気でお過ごしでしょうか
 
  津波原発の大困難のさなかにも、大自然は何事も
 
  なかったかのように芽吹き 美しい花を咲かせ始め
 
  ています。地震や光の粒の被害や不安を引きずり
 
  ながらも、皆様もきっとお元気で前に向かって歩んで
 
  いらっしゃることと思います。
 
  もうあの3月11日以前の生活に戻るのは何年も、何
 
  十年も、もしかしたら何百年 もかかるかもしれませ
 
  んが、こうなってみて、ますます美しい地球への
 
  いとおしさ 普通だと思っていた日常のすべてのことへ
 
  の感謝が増してきます。
 
  水が清く、空が青く、胸いっぱいに空気が吸えること
 
  がどんなに どんなに素晴らしいことか、当たり前に
 
  米も野菜も魚も、水もがぶがぶただけたことが、どん
 
  なにありがたいことだったか! 大自然の恵みの中で
 
  生かされていることへの感謝と愛を育みながら過ごし
 
  ていきたいものだと思います。
 
 
 
  さて、いつもよりも投稿作品の発表が遅くなり大変申し
 
  訳ありませんでした。
 
  三月の分の作品(二人分)も加わり、46句の投稿があり
 
  ましたので、この中から、 6句選句し、5月1日までに
 
  karakoro575@yahoo.co.jp   までお送りください。
 
 
 
   今月はまた新しい方のご参加があり、とてもうれしく思い
 
  す。
 
  指導者や先生はいませんので、さらなるものを期待され
 
  るかたは指導者のいるリアル句会などに積極的に参加
 
  されることをお勧めします。
 
  選句は自分がいいなあと思ったものを選び、感想や批評な
 
  ども添えていただけるとありがたいです。
 
  また経験者の方々にいろいろ教えて いただければあり
 
  がたく思います。 
  
  では、楽しみにお待ちしております。 
 
 
 
  
 
 
 
 
 * いつものことながら、誤字脱字も含めて、作品の掲載漏れなど
 
   がありましたら、お知らせいただけるとありがたいです。よろしく
 
   お願いいたします。