第110回 2月句会
番号 作 品
1 引き潮や岩に張り付く海苔掻き女
2 声高に海苔弁談義参戦す
3 海苔粗朶や沖に浮きたる飛行場
4 海苔漁や皺も凛々しき爺と婆
4 海苔漁や皺も凛々しき爺と婆
5 岩海苔の口開け出漁空明くる
6 海苔ついた指舐め君を偲ぶ海
7 江商の江戸の香残る雛飾り
8 雛人形江戸の眼の並びおり
9 孫は美咲ひ孫は凜ちゃん雛祭
10 いきそびれ娘めごいじゃ雛祭り
11 黒髪の乱れて怖や古雛
12 嫁入りの受け継ぐ百年雛飾り
13 百の母看取るひと日の牡丹雪
14 境内を掃く音のみぞ梅の花
15 和え物の独活剥く七色ネイルかな
16 置き忘れ私物増えても春が来た
17 ものの芽や携帯の曲入れ替える
18 下萌や土竜の塚の潤みたる
2月の投稿作品が揃いましたのでお届けします。3月2日までに選句6句の番号と、鑑賞、感想文など一言添えてkarakoro575@yahoo.co.jpまでお送り下さい。お待ちしております。