顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第56回 選句と作者披講

      葉  牛
1 雷や菅笠低く野菜売り              【道草】
 
2 雷に猫の姿はかき消えて         【法被衣】
   
    
3 花合歓の刷毛の褥に臥さまほし     【祥雲】
 
    牛
4 合歓の花出窓に対のねいぐるみ     【風葉】
 
5 落雷にこわごわ開ける部屋の窓     【牛郎】
 
       祥  法  歌
6 鈍行の磐越癒す合歓の花         【しらぶる】
 
   祥  道  葉  し  牛
7 合歓咲くや笑み浮かべたる姉逝きぬ   【歌子】
 
   祥 道 葉
8 進退の迷ひ払ふや日雷          【歌子】
 
9 雷を落としたき世事多かりき       【しらぶる】
 
    葉
10眼科医にお持ち帰りの団扇あり     【牛郎】
 
   祥  道
11遠雷や昭和史捲り古本屋         【風葉】
 
12遠雷や釣竿収めすたこらと        【祥雲】
 
13曇り空演奏あるかや合歓の花      【法被衣】 
 
   歌  葉  し  牛
14夕日浴び子をあやす母合歓の花      【道草】
 
15打ち水や通りを洗ふ二人連れ        【道草】
 
   歌  し
16通り雨夜の深さを抜けて来し        【法被衣】 
 
   道  歌
17捩花や痩躯の母の凛として        【祥雲】
 
   し
18梅雨晴間行方不明なる孤高       【風葉】
 
   祥 法 歌 し
19朝練の球児の声や合歓の花       【牛郎】
 
   
20蟻よけておっとっとっとアスファルト    【しらぶる】
   
   法  道  牛
21母がいた竹輪工場の夏休み       【歌子】